配信/mail (459)

Thu, 23 May 2013 21:31:05 JST (2002d)

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★      メンタルシネマクラブ(Mental Cinema Club)
☆  <第459回>
★                    2013年 5月 9日
☆ 
★ 心に優しい映画を
☆        あなたに伝えたい
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★ 発行者:Kaz.
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おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今週は、この作品をご紹介します。
既に観た人は、ごめんなさい。次回をお楽しみに。
 
■作品名 「チャップリンの殺人狂時代」 ‘47年度作品
■監督  チャールズ・チャップリン
■出演  チャールズ・チャップリン
 
■内容
 フランスに住むヘンリー・ヴェルドウ(チャールズ・チャップリン)は、
連続殺人犯である。
 
 彼は30年勤めた銀行を不況の煽りでリストラされた。妻と子供を養うにも
仕事が見つからない。それで考えたのが小金をもっている中年女性を誘惑し、
その財産を奪うことであった。さらにその女性を殺して犯行がばれないよう
にした。
 
 3年間で12人の女性が同じような状況で行方不明になっていた。これを不
審に思った警察は調査に乗り出した。だが男の写真は存在せず、友人の記憶
に頼るしかなく、なかなか捜査は進まなかった。
 
 男は船長や探検家など、ターゲットによって職業や名前を変えたのも捜査
が進まない理由の一つだった。確信に迫っていた刑事も男に殺されてしまっ
た。
 
 とうとう男の顔を知っていた人物が、レストランで男を発見した。
 
 
■お勧めポイント
 「一人を殺せば悪党で、100万人だと英雄と言われる」
 
 チャップリンが監督・脚本・主演の社会風刺作品です。原作が「市民ケーン」
「第三の男」のオーソン・ウェルズですから、物語的にもよく出来ています。
 
 まずチャップリン作品と聞けば、無声映画だと思われる方も多いと思います
が、本作は音声があります。チャップリン作品でも後期のものは音声付きです。
それはチャップリンがぜひとも肉声で伝えたいメッセージがあったからです。
上に書いたセリフもその一つで有名なものです。1947年戦争直後に作られた本
作は、チャップリンの思い入れが感じられる作品です。
 
 作品の主人公は冷血非道な男ではありません。簡単に殺害をする男ですが、
毛虫を助けたり、ネコを飼っていたりします。もっともよく判るのが、無差別
に殺すのではない点です。一生懸命に生きようとしている人は、殺すのを止め
てしまいます。こういう人は、その後に幸せになっているのもチャップリンが
伝えたかったことなのでしょう。
 
 面白いのが、元銀行員という主人公が紙幣を数えるスピードです。この当時、
SFXがあるわけでもないのに、尋常でない速さで数えます。かくし芸でも使え
そうな早業です。「プロデューサーズ」では音で紙幣を数える銀行員が登場し
ますが、それにも匹敵するスゴ技です。2回登場しますから、ぜひ注目してご
覧ください。
 
 あと好きなのは、死刑執行直前にラム酒を薦められ、「ラム酒は飲んだこと
がないから飲んでみよう」と言って飲み干すのも、何かステキです。もう死ぬ
のだからと絶望しているのではなく、最後まで好奇心を失わない生き方に教え
られるものがありました。
 
 全体を通しては、やはりチャップリン作品です。笑えるシーンが随所にあり、
血が出てくるような殺人シーンはありません。レストランで主人公がケンカす
るシーンも、殴り合っているのに笑えてしまうのがさすがです。でも主人公と
女たちの会話は、ゾッとするブラックコメディなものもあります。女性たちは
殺されるなどとは思っていませんから普通に会話しているのに対して、主人公
は殺すための受け応えをしています。凄味があったのが、薄暗い階段を上がり
ながらの会話です。
 
 この作品は5月10日(金)にテレビ放映されます(「今週のお茶の間劇場」
を参照)。ぜひ、この機会にご覧ください。
 
笑える度   ★★★★
ファイト度  ☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★
スッキリ度  ☆☆☆☆
感動度    ★★★
 
 
■今週のお茶の間劇場(TV番組表とかで確認して下さいね)
・「釣りバカ日誌5」
   日本テレビ系        5月10日(金) 21:00~
・「ミラーを拭く男」
   BSプレミアム       5月10日(金)  9:00~
・「チャプリンの殺人狂時代」
   BSプレミアム       5月10日(金) 13:00~
・「最後に恋に勝つルール」
   BSプレミアム       5月10日(金) 23:45~
・「椿三十郎」(織田裕二版)
http://mcc.kao-smile.net/index.php?%E9%85%8D%E4%BF%A1%2Fmail%20%28348%29
   BSプレミアム       5月11日(土) 21:00~
・「タンポポ」
   BSプレミアム       5月12日(日) 15:31~
・「探偵はBARにいる」
http://mcc.kao-smile.net/index.php?%E9%85%8D%E4%BF%A1%2Fmail%20%28453%29
   テレビ朝日系        5月12日(日) 21:00~
・「戦争と平和 第1部」
   BSプレミアム       5月14日(火) 13:00~
・「青い鳥」
   BSプレミアム       5月14日(火) 21:00~
・「戦争と平和 第2部」
   BSプレミアム       5月15日(水)  0:45~
・「戦争と平和 第3部」
   BSプレミアム       5月16日(木)  0:45~
――――――――――――――――――――――――――――――
※「今週のお茶の間劇場」で作品名の下にアドレスがある場合は、
メンタルシネマクラブで紹介した時のあらすじにリンクされています。
ご参考にしてください。
     ◇◇◇     ◇◇◇     ◇◇◇
 
 
■今日この頃
 GW(ゴールデンウィーク)が終わりました。その疲れがピークになってい
る人も多いかもしれません。もう少しでお休みですよ。頑張ってください。
 GWは仕事だった人でボチボチ休みを開始している人は、大いに楽しんでく
ださいね。
 
 年中GWのような私(汗)は7日に映画館に行きました。観たい作品は見て
しまっていて、何を見ようかと迷い決めたのが「クレヨンしんちゃんバカうま
っ!B級グルメサバイバル!!」です(笑)。
 
 上映開始のアナウンスが流れた時点で客は私一人。最後部中央の席に陣取っ
ていたので、客席を広々と見渡せて、私だけの上映会のような王様気分でした。
残念ながら予告編でお客さんが入ってきて、2人だけの上映会になりました。
そのお客さんも後ろから2番目右端だったので、視界的には1人と変わりませ
ん。
 
 まだ名画座があちらこちらにあった遥か昔に、招待券をもらった私は近所の
名画座に行きました。入り口のおばさんが「すぐに始めますね」と言われ、も
う上映時間を過ぎているのにと不思議な気分で場内に入ると、音は聞こえるが
場内は明るいままでした。入り口のおばさんから連絡が入ったのでしょう。す
ぐに場内は暗くなり、スクリーンへの映写も始まりました。
 
 これこそ究極の上映会でした(爆)。もちろん客は私一人です。ところがす
ぐに焦りを感じました。招待券で気軽にやってきたので、3本立て全てを観る
時間がなかったのです。途中で帰るのは気が惹けて心を痛めます。どうしたも
のかと迫る時間の中、天の救いのお客が1名様入って来られました。これ幸い
とおばさんにお礼を言って帰りました(笑)
 今思えば、名画座は楽しかったですね。
 
 『明日もめげずに、がんばルンバ!でも無理しなくていいよ』
 
 ここまで読んで下さって、本当にありがとうございます。
 
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