配信/mail (500)

Thu, 12 Jun 2014 13:53:54 JST (1616d)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
★      メンタルシネマクラブ(Mental Cinema Club)
☆  <第500回>
★                    2014年 3月 6日
☆ 
★ 心に優しい映画を
☆        あなたに伝えたい
★ http://mcc.kao-smile.net/
☆ E-Mail:mcc@kao-smile.net
★ 発行者:Kaz.
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今週は、この作品をご紹介します。
既に観た人は、ごめんなさい。次回をお楽しみに。
 
■作品名 「はじまりのみち」     ‘13年度作品
■監督  原 恵一
■出演  加瀬 亮、田中 裕子、ユースケ・サンタマリア、濱田 岳
■内容
 木下恵介(加瀬 亮)は山中貞夫賞を受賞し前途揚々の映画監督だった。
ところが戦争が烈火し、撮影する映画にも軍部の監修が厳しくなってきた。
 
 そんな折、木下監督が撮った「陸軍」が軍部に睨まれた。出兵する兵士を
見送る母親の姿が女々しいというのが理由だった。それに反発した木下監督
は松竹を辞めて実家に帰ることにした。
 
 浜松でも空襲が相次いだ。木下は年老いた母親(田中 裕子)を連れて疎
開することにした。母親は寝たきりの状態だったのでリヤカーに母親を乗せ
て運ぶことになったが、50Kmもの距離をリヤカーで運べる訳はないと兄
の敏三(ユースケ・サンタマリア)は反対した。だが言い出したら聞かない
のが木下恵介だった。
 
 そこで便利屋(濱田 岳)を含めた3人で行くことにした。運ぶのが人間
と聞いた便利屋は難色を示したが、木下は「母親は自分たちで運ぶから、あ
んたは荷物を運べばいい」と押し切った。
 
 
■お勧めポイント
 天職に出遭えるのは才能と努力、そしてご縁。
 
 これは木下恵介監督の自伝のワンシーンを映画化したヒューマンドラマで
す。
 
 17時間も歩き続けてたどりついた場所で、病人が原因でどの旅館も断られ
ます。ようやく見つけたのが人の良い夫婦がやっている旅館で、快く泊めて
くれます。木下監督がリヤカーから母親を降ろすシーンは必見です。途中で
雨に降られ、母親の顔は汚れています。他人にその顔を見せるのを哀れに思
った木下監督は、丁寧にその顔を拭きます。そうすると見る見るうちに美し
い凛とした顔に整っていきます。
 
 便利屋役の濱田岳さんが面白いです。
 戦争中は欲しいものが食べられない時代でした。ビールとかき揚げを食べ
る模写が、本当に美味しそうです(笑)この作品を観たら、食べたくなりま
す。
 ちょっと癖のある役ですが、根は良い人だと物語が進むにつれて判りま
す。木下監督とも最初は険悪な雰囲気でしたが、徐々に打ち解けていきま
す。立ち去る姿は颯爽としています。
 
 主役の加瀬亮さんは、生真面目な木下監督がよく似合っています。こんな
人だろうというのがヒシヒシと伝わってきます。
 
 物語を通して、木下監督が撮ろうとした作品の根底にあるものが判った気
がします。もしかしたら隣に住んでいるかも知れない、どこにでも居そうな
普通の人を描きたいのだろうと思いました。
 
 物語の後半に「陸軍」の問題シーンが流れます。軍部が注目したのがどの
ようなものだったかがこれだけで十分に判ります。「陸軍」はDVD化されて
いますので、本編も観ました。三代に渡る親子の人生を描いた作品です。私
が印象に残ったのは、笠智衆さん演じる頑な男です。ちょっとしたことで声
を荒げ、あとで後悔する姿が笠智衆さんのイメージを連想させるものでし
た。
 
 監督を辞めるのをこの道中で撤回します。好きなことを仕事に出来る幸せ
を、自分を正当に評価してくれる人がいる幸せを、愛する人々が応援してく
れる喜びを、再認識したから思い直すのでした。このラストも泣けます。
 
 物語の最後に木下監督の主な作品が予告編のように列挙されます。その何
本かは既に観ている作品ですが、観てみたい作品も何本か出てきました。
 
 誰にでもはじまりのみちがあります。でもどこからが始まりなのか判りま
せん。この物語のように挫折した後が始まりの場合もあります。いずれの道
でも何かのご縁があって始まった道だと思います。だからちょっとしたこと
で捨てないように、諦めないようにしたいと思いました。
 
 
笑える度   ★★★
ファイト度  ☆☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★★
スッキリ度  ☆☆☆☆☆
感動度    ★★★★
 
■今週のお茶の間劇場(TV番組表とかで確認して下さいね)
・「オリバー!」
   BSプレミアム       3月 7日(金) 13:00~
・「アポロ13」
   BSプレミアム       3月 7日(金) 23:45~
・「冬のライオン」
   BSプレミアム       3月10日(月) 13:00~
・「スティング」
http://mcc.kao-smile.net/index.php?%E9%85%8D%E4%BF%A1%2Fmail%20%2857%29
   BSプレミアム       3月11日(火) 13:00~
・「ライフ・イズ・ビューティフル」
http://mcc.kao-smile.net/index.php?%E9%85%8D%E4%BF%A1%2Fmail%20%2859%29
   BSプレミアム       3月11日(火) 21:00~
――――――――――――――――――――――――――――――
※「今週のお茶の間劇場」で作品名の下にアドレスがある場合は、
メンタルシネマクラブで紹介した時のあらすじにリンクされています。
ご参考にしてください。
     ◇◇◇     ◇◇◇     ◇◇◇
 
 
■今日この頃
 500回記念です!
 配信を始めて14年が経ちました。50回/年×14年とすると、計算が合い
ません(汗)半年ぐらい配信が出来なかったことが何度かありました。その
たびにメルマガ配信サイトから「ファンのために配信をお願いします」と言
われました。本当に申し訳のないことです。
 
 最近は毎週欠かさずに配信出来ています。それは待っていて下さるファン
がたくさんいることが大きな原動力になっています。
 
 今回ご紹介した作品は私にも通じるものです。
 何かの縁を頂いて始まり、有難いことに多くの方に支援されています。
 現在約600名の人に購読して頂いています。
 
 あとどれくらい続けられるか分かりません。でも私の映画好きは加速して
います。まだまだ紹介出来ていない作品があるのを、「お茶の間劇場」のコー
ナーで感じます。
 
 これまでの数多くのご支援をありがとうございます。
 宜しかったらこれからも、共に映画を楽しみましょうね。
 
 『明日もめげずに、がんばルンバ!でも無理しなくていいよ』
 
 ここまで読んで下さって、本当にありがとうございます。
 
-以下、いつもの説明文です。
■お知らせ
 一度お勧めした映画は、よほどの理由がない限り再度紹介しません。
メンタルシネマクラブのホームページ
 http://mcc.kao-smile.net/
 Kaz.( E-Mail:mcc@kao-smile.net
 
【ご注意】
1.多くのレンタルビデオ屋さんにおいてあると思われる作品をご紹介して
おりますが、お近くのレンタルビデオ屋さんで見つからない時はごめんなさい。
2.本誌をご利用になる上で発生したあらゆる損害に関して、一切の賠償責任
を免れます。
3.本誌掲載記事を許可なく転載することを禁止します。


このメールマガジンは、次のところから配信しています
◇melma!(ID:00152985 )    http://melma.com/
◇まぐまぐ  (ID:0000032247 )   http://www.mag2.com/
◇めろんぱん (ID:000295)      http://www.melonpan.net/

このメールマガジンを購読・解除するためには、上記の各配信サイトから
設定されるか、メンタルシネマクラブの「購読・解除」ページをご利用下さい。
 http://mcc.kao-smile.net/


<<<<<<<素晴らしきシネマライフを>>>>>>>