配信/mail (510)

Thu, 12 Jun 2014 14:01:18 JST (1141d)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
★      メンタルシネマクラブ(Mental Cinema Club)
☆  <第510回>
★                    2014年 5月22日
☆ 
★ 心に優しい映画を
☆        あなたに伝えたい
★ http://mcc.kao-smile.net/
☆ E-Mail:mcc@kao-smile.net
★ 発行者:Kaz.
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今週は、この作品をご紹介します。
既に観た人は、ごめんなさい。次回をお楽しみに。
 
■作品名 「オルカ」  ‘77年度作品
■監督  マイケル・アンダーソン
■出演  リチャード・ハリス、シャーロット・ランプリング
■内容
 漁師のノーラン(リチャード・ハリス)は水族館からシャチの生け捕りを
請け負った。シャチの生態を全く知らないノーランは、大学教授レイチェル
(シャーロット・ランプリング)の講義も受けシャチについて勉強した。
 
 レイチェルはシャチの捕獲に反対した。シャチはクジラ科に属する哺乳類
最強の生き物だ。そしてシャチの知性、執念深さは人間の想像をはるかに超
えるというのがその理由だった。シャチは古代ローマでは『死を招く者』と
いう意味で『オルカ』と呼ばれていた。
 
 レイチェルの警告も聞かず、ノーランはシャチの捕獲に出かけた。だが捕
獲しようとして誤ってシャチを傷つけてしまった。そのシャチはメスで子供
を宿していた。シャチは傷が元で死んでしまったが、その一部始終をオスの
シャチは見ていた。その加害者がノーランたちであることもしっかり記憶し
た。
 
 怒ったシャチの攻撃で船は大破した。どうにか近くの港にたどり着いたノ
ーランたちを地元民は温かく迎え入れてくれた。だが翌朝には彼らの態度が
豹変した。ノーランたちがシャチを殺したことを知ったからだ。シャチの怖
さは地元民が一番知っていた。
 
 なかなか出港しないノーランたちにシャチの嫌がらせが始まった。地元民
も海以外からノーランたちが立ち退くのを妨害した。ノーランたちは海から
逃げるしかなかった。だが逃げるのではなくオルカと対決するつもりだっ
た。
 沖に出たノーランをオルカは誘導した。
 
 
■お勧めポイント
 他の生き物とも、もっとコミュニケーションがとれれば。
 
 シャチの復讐を描いた海洋サスペンスです。
 この作品を観て一番に思い出したのが『白鯨』です。『白鯨』でもモビィ・
ディックと呼ばれるクジラと捕鯨船の戦いが描かれています。その中ではク
ジラの小さな目が冷酷さを連想するには十分でした。本作でもオルカの目が
アップで映るシーンが何度かあります。こちらは充血した復讐しか考えてい
ない目に思えます。また甲高い鳴き声は耳を塞ぎたくなるほどゾっとしま
す。時には悲しく、時には怒声のように聞こえます。
 胎児がいるのが分かるシーンはたいへんショッキングです。
 
 主人公は自分の過ちを反省します。
 シャチは一夫一妻で生涯をともにするそうです。それだけに連れ合いを殺
された憎しみは計り知れないです。実は主人公も同じような経験をしてい
て、オルカの気持ちが痛いほど分かったのです。しかしいくら謝ろうとして
もどうやって謝罪の念をオルカに伝えれば良いのでしょうか?主人公はその
ことを嘆きます。
 
 先ほど『白鯨』を持ち出しましたが、『老人と海』のような動物と人間の一
対一の対決が描かれていると思った方が近いです。主人公の内面の葛藤がよ
く描かれています。海で戦うことを望むオルカに、その犠牲になることも決
意して従う主人公、ラストは決戦の地に相応しい場所で戦いが開始されま
す。
 
 主演は数多くの出演作があるリチャード・ハリスさんです。近年、『ハリー
ポッターと秘密の部屋』に出演後に亡くなられました。主人公の素朴さに魅
かれる学者にシャーロット・ランプリングさんが出ています。こちらは無表
情な鉄の女を演じさせたら定評があります。ジャン=ミシェル・ジャール
(シンセサイザー奏者)さんと結婚していたことを知り、これも驚きまし
た。
 
 以前、本作を観たとき77年作ということもあって画面全体がうす暗く感じ
ました。ラストの対決シーンもくすぶっていました。今回デジタル・リマス
ターされ、全編を鮮明に観ることができます。
 この週末はどうぞこの作品をお楽しみください。
 
笑える度   ★
ファイト度  ☆☆☆
ほのぼの度  ★
スッキリ度  ☆☆
感動度    ★★
 
■今週のお茶の間劇場(TV番組表とかで確認して下さいね)
・「俺たちに明日はない」
   BSプレミアム       5月23日(金) 13:00~

・「鳥」
   BSプレミアム       5月26日(月) 21:00~

・「天国の門」
   BSプレミアム       5月27日(火) 13:00~

・「真夏のオリオン」
   BSプレミアム       5月27日(火) 21:00~

・「天井桟敷の人々」
   BSプレミアム       5月28日(水) 13:00~

・「雨上がる」
http://mcc.kao-smile.net/index.php?配信%2Fmail%20(99)
   BSプレミアム       5月29日(木) 13:00~
――――――――――――――――――――――――――――――
※「今週のお茶の間劇場」で作品名の下にアドレスがある場合は、
メンタルシネマクラブで紹介した時のあらすじにリンクされています。
ご参考にしてください。
     ◇◇◇     ◇◇◇     ◇◇◇
 
 
■今日この頃
 今回BSで『鳥』が放映されるのを知り、本作を思い出しました。
 今回ご紹介作品でオルカが手招きをするような仕草があるのですが、万物
共通事項はありますね。
 
 以前飼っていたハムスターが、私に自分を見てほしいことがあって、トン
トンと手の甲を叩いたのは驚きました。まるで『ちょっと、ちょっと、こっ
ちを見て』と言わんばかりでした。
 
 家に居ついたネズミが物陰に隠れたのを発見したので、ネズミの嫌がるス
プレーをまいた処、『クッシュン、クッシュン』と声が聞こえてきました
(笑)それでも必死に隠れています。
 『私の食パンを食べた罰や。今日はこれぐらいにしといたろ』(笑)
 
 『明日もめげずに、がんばルンバ!でも無理しなくていいよ』
 
 ここまで読んで下さって、本当にありがとうございます。
 
-以下、いつもの説明文です。
■お知らせ
 一度お勧めした映画は、よほどの理由がない限り再度紹介しません。
メンタルシネマクラブのホームページ
 http://mcc.kao-smile.net/
 Kaz.( E-Mail:mcc@kao-smile.net
 
【ご注意】
1.多くのレンタルビデオ屋さんにおいてあると思われる作品をご紹介して
おりますが、お近くのレンタルビデオ屋さんで見つからない時はごめんなさ
い。
2.本誌をご利用になる上で発生したあらゆる損害に関して、一切の賠償責任
を免れます。
3.本誌掲載記事を許可なく転載することを禁止します。


このメールマガジンは、次のところから配信しています
◇melma!(ID:00152985 )    http://melma.com/
◇まぐまぐ  (ID:0000032247 )   http://www.mag2.com/
◇めろんぱん (ID:000295)      http://www.melonpan.net/

このメールマガジンを購読・解除するためには、上記の各配信サイトから
設定されるか、メンタルシネマクラブの「購読・解除」ページをご利用下さい。
 http://mcc.kao-smile.net/


<<<<<<<素晴らしきシネマライフを>>>>>>>