鑑賞/渾身

Thu, 31 Jan 2013 18:07:50 JST (2113d)

渾身

泣ける相撲の話として話題になった小説の映画化です。


隠岐では20年に一度の相撲大会が行われる。島を出て行った英明はその大会に出場し、やり直すために帰ってきた。島で問題を起こし、親からは絶縁された状態だったが、必死に稽古に励んだ。その甲斐あって誰もが認める実力者になり、最上位の正三役大関として相撲することになった。それは地区の名誉を掛けた一大相撲大会であった。


小説が話題になった時、泣ける相撲の物語ってどんなのだろうか?と興味をもっていました。映画化されたと聞いて見てしまいました。


すごい。土俵に撒かれる塩の雨。降りしきる雪の中を力士が土俵入りするかのように、もの凄い量の塩が応援団から投げ込まれます。これだけで、今からもの凄いことが起こるのだと拳を握りしめていました。実際の相撲なら、あっと言う間に勝敗がつきますが、スロモーションでじっくりと繰り広げられるので、唾を飲み込んで画面に食い入りました。


相撲で泣くというよりも、主人公を取り巻く人間関係で泣いてしまうのですね。私が一番泣けたのは主人公よりも、応援団の甲本雅裕さんの話です。


渾身というタイトル通り、渾身の相撲を描いた作品です。