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No.148 シャイン

作品名

「シャイン」’95年度作品

監督

スコット・ヒックス

出演

  • ジェフリー・ラッシュ

あらすじ

 デヴィッド(ジェフリー・ラッシュ)は幼い頃から厳格な父親にピアノを
仕込まれた。父親の言うことは絶対であり、彼はその期待を裏切らないよう
に練習に励んでいた。何度となくコンクールに優勝し、あちらこちらの音楽
学校からも誘いがかかるようになった。しかし、厳格な父親は息子が手元を
離れるのを拒否し続けた。デヴィッドも自分の希望をひたすら抑えていた。
しかし、ロンドン王立音楽学校からの誘いが来たとき、ついに父親に逆らっ
て、家を飛び出てしまった。
 ロンドンでの生活は音楽に明け暮れる毎日だった。バークス教授の指導の
元、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を練習した。この曲は父親がデヴィ
ッドに世界で一番難しいと教えていた曲だった。しかしその難しさから挑戦
することは至難の業だった。デヴィッドは猛練習によって、遂にコンクール
でラフマニノフを見事に演奏した。演奏は喝采を浴びた。しかしその直後、
彼は倒れてしまった。

お勧めポイント

 この作品は天才ピアニストのデヴィッド・ヘルフゴットを描いた実話です。
物語の前半は父親との確執を描いています。それが彼の人生を左右する大き
な要因になります。そして後半は精神病に陥ったデヴィッドがピアノを演奏
できるまでに回復する様を描いています。
 ピアノを弾きたくなったデヴィッドがレストランにおいてあるピアノを
見つけて、弾きだすシーンが素晴らしいです。今まで埋もれていた才能が見
事に花開く瞬間です。その巧みな演奏には心奪われてしまいます。そしても
ちろん、リサイタルでの演奏もそうです。
 スピルバーグ監督が「10年に一度の傑作」と絶賛した作品で、アカデミ
ー主演男優賞を受賞しました。
 彼が回復できた影にはたくさんの温かい人々の存在を忘れることができ
ません。もし彼女らがいなければ、彼は埋もれたままになっていたことでし
ょう。秋の夜長にピッタリの作品だと思います。ゆっくりとくつろぎながら
愉しんでください。

ポイント

笑える度 :★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度  :★★★★