作品名

「朝がくるとむなしくなる」 2022年度作品

監督

石橋 夕帆

出演

  • 唐田 えりか
  • 芋生 悠(いもう はるか)

あらすじ

 飯塚希(唐田えりか)は、コンビニで働く24歳。会社勤めをしていたが、訳あって辞めてしまった。

 知人と言えるのはコンビニの同僚ぐらいで、親友や彼氏などは夢のような存在だ。毎日、勤務先のコンビニと家を往復するだけで、たまに話すのは実家から電話をかけてくる母親ぐらいだ。母親には会社を辞めたことを未だに言えてなかった。

 目覚まし時計が鳴り響いても、昨日と同じような一日があるだけ。突然店長から、シフトの追加を頼まれても、気安く引き受けた。他にこれっといって用事もなかった。

 ある日、コンビニで仕事中に声を掛けられた。相手は中学の同級生だった大友加奈子(芋生悠)だ。大友は途中で転校したし、親しい仲でもなかった。成り行きから仕事上がりに一緒に帰ることになった。ぎこちないやり取りだったが、別れ際に大友と連絡先の交換をした。

 希はスマホをチェックする日が続いたが誰からも連絡はなく、日常に戻りかけたある日、大友から連絡があった。

お勧めポイント

 「左様なら」の石橋夕帆監督のヒューマンドラマ第2作です。

 石橋夕帆監督の作品は、どこにでも居そうな、誰にでもありそうな、ごく普通の日々を描いた物語が多いかなと思います。自分もよくする行動や感覚に共感しながら観られるのが一番です。物語が進むにつれ、主人公を応援したくなります。

 非日常的なシーンもあります。特に男女の進展は、こんなことでもないと難しいですよね(微笑)。これも納得できるかもです。

 本音で気楽に話せる存在、そんな人が現れたら、人は変われるのかな。心だけでなく、見た目も変わるかな。日曜日の夕方に悲しくなるのも辛いですが、朝がくるとむなしくなるのは、もっと悲しいですね。目覚まし音が私と一緒というのも親しみを感じます(爆)。

 物語前半でコンビニで働くスタッフのレジ前風景が描かれます。物語後半でも同じくレジ前風景が登場します。ほぼ同じようなシーンですが、前半と後半では大きく違います。この違いだけでも微笑ましいです。

 唐田えりかさんと芋生悠さん、町を歩けば、よく似た女子に出会うかなと思います。石橋夕帆監督が唐田えりかさんを当て書きした作品だからこそ、唐田えりかさんの魅力を120%感じることができます。(注)当て書き:役者を想定した脚本作り。

 この週末はぜひ本作をご覧くださいね。心がホッコリと温まります。

ポイント

笑える度   ★★★
ファイト度  ☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★★
スッキリ度  ☆☆
感動度    ★★★