作品名

「愛と青春の旅だち」 1982年度作品

監督

テイラー・ハックフォード

出演

  • リチャード・ギア
  • デブラ・ウィンガー

あらすじ

 少年のザック・メイオ(リチャード・ギア)は共に暮らした母親が自殺し、元海軍兵の父親に引き取られることになった。だが父親は子育てなど出来る男ではなかった。それは母親の死にも繋がっていた。

 孤独の青春を送ったザックは、近くの基地の士官訓練学校に入ることにした。パイロットになるのは小さい頃からの夢だった。それに他に居られる場所もなかった。

 学校には訓練教官のフォーリー軍曹がいた。厳しい訓練はDORと呼ばれる希望退学が多数でることでも有名だ。だが親友と呼べるシドとも出会えた。仲間と共に卒業するために必死に訓練に取り組んだ。

 市民との懇親パーティが行われた。それに参加したザックとシドは、町工場で働く女性と知り合った。ザックはポーラ(デブラ・ウィンガー)と親密な関係になり、休日にはデートを楽しむようになった。だがその先のことは。

 入学の際にフォーリー軍曹が全員に忠告した。「町の女どもは、この航空隊のパイロットと結婚するのが夢だ。その実現のためには姑息な手段も使う」と。

 

お勧めポイント

 リチャード・ギア主演のヒューマン・ドラマです。こんなに若いリチャード・ギアも久しぶりに観ました。

 物語は恵まれない家庭環境で育ち、愛も知らなかった主人公が、友人、親友、教官、そして恋人との出会いで、人間として成長する生き様を描いた秀作です。

 時には残酷なシーンも、そのどれもが主人公の成長に不可欠な出来事でした。周りの人が抱える課題も描かれていて、それも含めて観ている人へ問いかけるものがあります。

 特に主人公が変わっていく様は、青年期、そして入学時の彼を見ている観客には大きく成長していく様を、特にラストシーンは涙も出ます。主題曲は日本でも大ヒットしました。

 最初は鬼教官と思われましたが、物語が進むにつれて、新人を担当する教官に相応しい人だと考えるようになりました。主人公も彼に感謝を表すシーンがありますが、本当にそのとおりです。この人に出会わなければ、今回のラストはなかったでしょう。

 私はリアルタイムに映画館でこの作品を観ました。あの頃よりも、登場人物の内面が分かるようになった自分の成長にも感謝します。

ポイント

笑える度   ★★
ファイト度  ☆☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★
スッキリ度  ☆☆☆
感動度    ★★★★