作品名
「愛しのロクサーヌ」’87年度作品
監督
フレッド・スケピシ
出演
- スティーヴ・マーティン
あらすじ
ピノキオのような鼻をもったCD(スティーヴ・マーティン)は、のどかな村の消防署長をしている。そんな村に一人の天文学者、ロクサーヌが表れた。CDとはひょんなことから友達になったが、CDはロクサーヌに恋心を抱いていた。ある日、クリスという若者が消防署員として村にやってきて、ロクサーヌは惹かれあうようになった。しかし進展のない状況に、ロクサーヌはCDに胸の内を打ち明けた。CDは傷つきながらもクリスの相談にのる。女性と面と向かって話せず、ろくな手紙も掛けないクリスに、CDは代筆を頼まれる。そこでCDは、自分の思いのたけを文章に募らせる。その知的な文章に、ロクサーヌはクリスへの思いを深める。初デートの夜、口下手なクリスの代わってCDが彼女を口説く。そのセリフが大成功してクリスとロクサーヌは結ばれるが、CDはますます自己嫌悪に陥っていく。
お勧めポイント
鼻がピノキオのように長いと不便な面も色々あると、感じさせる作品です。ワインも飲みづらいし、キスもしずらい。便利な面は、小鳥を鼻にのせられるぐらいですかね。(笑)
「シラノ・ド・ベルジュラック」(と入力していますが、私は知りません。ゴメンなさい)を現在に置き換えて映画化した作品ですが、CDがクリスの代わりに告白するシーンでは、「ロミオとジュリエット」を思い出しました。実はロミオも木陰で代理の人が愛を囁いたのではないかと勘ぐってしまいました。
酒場で鼻をばかにした相手に、20通りの鼻をテーマにしたジョークを言い返すシーンは笑えます。
全編を通じて笑いを盛り込んでありますが、ちゃんと締める所は心得た作品に仕上がっています。音楽もロマンティックな雰囲気が漂う秀作です。
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★★


