作品名

「フロント・ページ」’74年度作品

監督

ビリー・ワイルダー

出演

  • ジャック・レモン
  • ウォルター・マッソー

あらすじ

 シカゴで新聞記者をやっていたヒルディ(ジャック・レモン)は結婚を機
に記者を辞めることを決めた。敏腕記者に辞められると困る編集長バーンズ
(ウォルター・マッソー)は、あらゆる手を使って阻止しようとするがヒル
ディの決意は固く、不可能に思われた。
 刑務所に隣接した記者クラブへ別れを告げに行ったヒルディは、そこでビ
ックニュースに出くわした。明日、死刑予定の囚人が拳銃を乱射して逃走し
てしまったのだ。記者クラブの仲間たちが取材に飛び出して行った後には、
机の下で震える我が社のヒヨッコ記者だけが残されていた。電車の時間が迫
っているヒルディだったが、仕方なく新聞社に一報を入れておくことにした。
ところがその記者クラブに、逃げたはずの囚人が入ってきた。ヒルディはイ
ンタビューもしたことがあった囚人を、とっさにかくまってしまう。それは
ヒルディの記者としての血が騒ぎ、独占取材が出来ると考えたからである。

お勧めポイント

 ビリー・ワイルダー監督、ジャック・レモン、ウォルター・マッソーとゴ
ールデントリオが揃ったこの作品は、文句無しに楽しめる作品です。ブロー
ドウェイでヒットした舞台劇を映画化した3度目の作品になりますが、面白
いという点では、この作品が一番お勧めです。
 ジャック・レモンとウォルター・マッソーのやりとりは、テンポの良い絶
妙の間合いで息の合ったところを見せつけてくれます。特に二人の電話での
会話は愉快そのものです。そしてラストシーンでのドンデン返しまで、その
やりとりは繰り広げられます。
 面白いだけかというとそれだけでなく、囚人や囚人の恋人、ヒルディの恋
などの人間ドラマもしっかりと描かれてあります。この囚人は実際の事件を
元にしてあるだけに、考えさせられる時代背景でもあります。しかしそこは
ビリー・ワイルダーの世界ですからコメディ調で主に描かれてあります。
 ジャック・レモンの婚約者役で若きスーザン・サランドンも登場しますの
で、彼女も見忘れないようにしてください。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★★