No.401 サビ男サビ女
作品名
「サビ男サビ女」 ’10年度作品
監督
藤田 容介、松梨 智子、呉 美保、関口 現、筧 昌也
出演
- 桜庭 ななみ
- 中村 蒼
- 友近
- 小泉 今日子
あらすじ
「ハゲマシガールズ」
チハル(桜庭 ななみ)は、大学の友達たちとハゲマシガールズを結成し
ていた。周りで落ち込んでいる人を見つけたら、その人を勝手に励ますのを
日課としていた。しかし、励まされた人々は彼女たちから元気をもらう人ば
かりではなかった。
「Boy? meets girl」
幸之助(中村 蒼)は存在の薄い高校生だった。あこがれの写真部の女の
子がいたが、見向きもされないと悩んでいた。幸之助に元気を出させようと
思った友人が彼に女装をさせたところ、通り過がりの男性が皆彼女(彼)を
振り返った。そこで思いついたのが、女装のまま、あこがれの子に接近する
ことだった。
「くれえむ・ないと!」
電気代を払うのを忘れていたOLの繭子(友近)は、暗闇の中で電力会社
に電話した。しかし、オペレータの対応がマニュアルどおりなのに腹を立て
た繭子は、その上司を呼びつけた。やってきた責任者は表面上は誠心誠意、
繭子に謝罪した。でも本質を見抜いた繭子は、その男も予想していなかった
行動に出た。
「せびろやしき」
主婦の真弓(小泉 今日子)は、街でリストラ男を見つけると、声を掛け
て家に招待した。時間を持て余している男は、毎日真弓の家で夕方までいて
帰る生活を始めた。男の数は日を追うごとに増えて、20名近い男たちが真
弓の家で時間をつぶした。真弓の様子がおかしいのに気づいた旦那は、いつ
もより早く帰宅してきた。
お勧めポイント
四人の監督が織りなす4つのオムニバスムービーです。
「ハゲマシガールズ」は、彼女たちの励ましのダンスが面白いです。こんな
もので元気をもらえるものかと思います。でも一所懸命に励ます姿や、次々と
出てくる格言に、見ている私も勇気づけられます。
「Boy? meets girl.」
主人公の男性、たしかに女装がよく似合います。これでもう少し女の子らし
いしぐさをすれば、たいていの男はイチコロでしょう。
「くれえむ・ないと!」
最初に登場するオペレータの対応が本当に面白いです。でも実際にこんな対
応をされたら、きっと怒るでしょうね。友近さんの演技もさすがで、キレた女
の役がよく似合ってます。責任者とのやりとりも絶妙で、二人のコントが楽し
めます。最後の最後まで、よく出来たストーリーです。
「せびろやしき」
捨て猫をみると、ついつい家に連れてかえる人がいますが、それを公園で暇
を持て余しているリストラ男に置き換えたら、こんなことになりました、とい
うお話です。猫と同じくいろいろなことをして過ごす男たちが楽しいです。
どの作品も日頃の生活に不満をもっている人たちが織りなす人間ドラマで
す。どこか悲しげで、どこか楽しげで、こんな人が実際にいるのかなと思いま
す。そんな人たちのドラマを見ていると、見ている私たちも元気や勇気をもら
えます。
この作品はいろいろな物語がありますので、飲み物もお好みで用意してご覧
ください。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★


