作品名

「クソみたいな映画」 ‘19年度作品

監督

芝 聡

出演

  • 内田 理央
  • 稲葉 友

あらすじ

 南条翔太(稲葉友)は配送会社に勤めている。今朝も恋人の白石麻利絵(内田理央)からの目覚まし電話で起きた。
 
 今日は大切な記念日になる予定だ。だからいつも以上に真剣に仕事に取り組んだ。
 
 職場では痴漢を捕まえたことがある南条翔太は有名だった。だが社長は正義の味方と南条を揶揄していた。
 
 社長から直々に社内で有名な超クレーマー女への再配達を言い渡された。彼の担当範囲ではないのに。さらに社長の個人的な荷物を自宅まで運ぶように命令された。
 
 不幸にして、配達中の交通事故で南条翔太は亡くなった。恋人の白石麻利絵は悲しみに更けた。ある日、彼女の元に1通の手紙が届いた。

お勧めポイント

 吉本興業とABCテレビが共同で制作したヒューマン作品です。
 
 一生懸命に生きて、一人の女性を幸せにしようと考える男が、交通事故で死んでしまいます。彼は我慢し過ぎました。彼を取り巻く環境がどんなに悲惨だったかが物語の進行と共に分かってきます。でも目を覆いたくなるような映像ではありませんから、しっかりと観てください。
 
 映画はパン屋さんの物語で始まります。そしてすぐに終わってしまいます(笑)。と思っていると、突如2本目の物語が始まります。ここからが本作です。1本目の作品の試写会に5人の客が招待されていて、その人たちが本作の重要人物なのです。
 
 ラスト20分に全貌が判ってくると、涙が止まらなくなります。そのままエンドロールまで泣き続けます。
 
 主人公は理不尽に直面した時、怒るよりも悲しくなるようです。それでも辛抱強く働き続けます。彼の根底にあるものが物語でも何度か紹介されます。こういう風に考えたら良いのかと参考になります。主人公が教えてくれる魔法は私たちにも役に立ちます。
 
 さて作品名が「クソみたいな映画」とありますが、先ほど書きましたラスト20分まではそう思いました。でもラスト20分で、どこが「クソみたいな映画」なんだと、これこそ「ウソみたいな映画」だろう。最後まで観た人の作品名は、これで決まりです。

ポイント

笑える度   ★★★
ファイト度  ☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★
スッキリ度  ☆☆☆
感動度    ★★★