作品名
「天使が見た夢」’97年度作品
監督
ポール・ウェンドコス
出演
- オリンピア・デュカモス
- ジョン・スティモス
- ケリー・ローリン
あらすじ
ヘレン(オリンピア・デュカモス)の悩みは二人の子供達であった。子供
がいても可笑しくない歳なのに、未だ独身のままであったからである。よう
やく弟のゴードンは結婚したが、兄のトムは弁護士という職業柄、結婚に失
敗した夫婦を目の当りに見せられ、結婚生活に背を向けていた。でも母親の
ヘレンは、何とか結婚させようと躍起になっていた。ある日、ヘレンはガン
の検査に訪れた病院で看護婦ジェーンを一目見るなり気に入った。その日か
らトムとジェーンをくっつけるべく、あの手この手の作戦を開始した。
お勧めポイント
ETUDE.Op.10,No.3を使った作品をようやく見つけました。
一般的には「別れの曲」というショパンが作った曲です。映画が始まってし
ばらくするとヘレンが弾きだすのが、この曲です。最近「キッド」のCMで
使われていたのに、作品中では流れることもなく終わり、残念な気分がした
ものでした。でも、このドラマの要所では私の気持ちを汲んでくれたのか、
必ず流れてきます。ラストシーンで流れてきた時には、場面の展開と重なり
あって一層の哀愁が漂います。
入院したヘレンがトムへ伝える言葉の一言一言が愛情に満ち溢れていて、
母親の愛の深さが判ります。でも家政婦のケィティの方が客観的にトムを見
ていて、的確なアドバイスをヘレンにするところなどに、溢れんばかりの愛
情を注いで盲目になっていることを知ることができます。
これから結婚しようとしている人へ、お子さんを持っている人へ、結婚を
躊躇している人に、ぜひこの作品をご覧になって下さい。
この作品を借りられる時に「天使が見た夢」という同名フランス映画もあ
りますから、注意して下さい。今回ご紹介した作品はアメリカ映画ですから、
お間違いのないように。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★★


