作品名
「デーヴ」’88年度作品
監督
アイバン・ライトマン
出演
- ケビン・クライン
- シガニー・ウィーバー
あらすじ
大統領のモノマネを得意とする芸人デーヴ(ケビン・クライン)の元に、
本物の大統領から代理の話がやってきた。1回限りという約束で引き受けた
デーヴであったが、本物の大統領が急死し事態は急変した。世間の混乱を防
ぐため、当分の間大統領役を続けるはめになってしまった。最初は周りの言
う通りの振る舞いをし、誰にも気づかれずに切り抜けていた。なんと大統領
夫人さえも気づかない有様であった。
しかし自分の存在に疑問をもったデーヴは、自分の考えを大統領のアイデ
アとして実行し始めた。そしてそれは国民から支援され、大統領としてのデ
ーヴの人気は上がる一方であった。しかし大統領の行動をあざ笑うかの様に、
周りの政治家は大統領の病死を発表しようとしていた。
お勧めポイント
最初は恐る恐る演じていた大統領役が、馴れと共にギャグを入れようとす
るところに、デーヴの芸人魂を感じます。無駄な支出を抑え、有益な予算の
やりくりに一生懸命がんばっている姿は政治家の鏡といえます。
最初は大統領が偽者であるのに気づかなかった大統領夫人が、デーヴ自身
の考えで行動し始めた途端、夫とどこか違うのに気づくシーンが面白いです。
監督のアイバン・ライトマンといえば、「ツインズ」があります。この映
画のノリは「デーヴ」にも通じています。シリアスな面もありながら、ユー
モラスなシーンもたくさんあり、ゆっくり楽しめる作品です。
デーヴが大統領を変わろうと考えた時、腹黒いと思われていた側近達の中
に大統領としての気質を持ち備えた正直な人物を発見するシーンが好きで
す。また、ラストシーンも良かったと感じるシーンのひとつです。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★★


