作品名
「ドッグ・イン・パラダイス」’90年度作品
監督
ドウッチオ・テッサリ
出演
- サルヴァトーレ・カシオ
あらすじ
ミラノでコンピュータ技師をやっているボブは伯父の死去により、トスカ
ーナの城を相続することになった。ボブは夫婦同然のジョバンナとジョバン
ナの息子トム(サルヴァトーレ・カシオ)と共に城へやってきた。都会育ち
の二人は、相続が決定すれば城を売ってしまおうと考えていた。いざ城に到
着した3人を待ち構えていたのは3匹の犬であった。犬嫌いのボブは犬を処
分しようとしたが、相続の条件に犬の世話があるのを知り、我慢して面倒を
見る事になった。
一方、ジョバンナは貴族婦人と友達になり、上流社会に入ろうと考えた。
そこで貴族達がバカンスに出掛ける間、ペットの犬達の面倒を引き受ける。
しかし、貴族達がバカンスに出掛けたのを知ると、一人ミラノへ帰ってしま
った。残されたボブは犬達の面倒を見る破目になってしまった。その数は4
0匹にも膨れ上がっていた。
お勧めポイント
ボブの息子を演じるサルヴァトーレ・カシオは、「ニュー・シネマ・パラ
ダイス」で有名な、あの子役です。この作品でも愛くるしい姿を見せてくれ
ます。
この作品は犬好きな人にはたまらない一本でしょう。40匹もの犬が水泳
(もちろん犬掻き)をしたり、獣医の指揮に従ってワルツを合唱したりと見
ているだけで心が和むことでしょう。珍しいシーンでは、失恋から鬱病にか
かった犬を獣医が一発で直す方法が登場します。
全体には小ぶりな作品です。主人公のボブは、都会育ちで田舎暮らしを嫌
うのですが、やがて犬の為にわが身を呈しても、救助しようとする程の犬好
きになります。そして田舎ののどかな暮らしを続けたいと望むようになりま
す。そんな彼の前に悪徳不動産が城を買収しようと悪巧みを仕掛けてきます。
果たしてボブは城を守る事ができるのでしょうか?
仕事に追われている皆さん、ちょっとこの作品で安らぎを求めてみません
か。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★


