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No.081 フィールド・オブ・ドリーム

作品名

「フィールド・オブ・ドリーム」’89年度作品

監督

フィル・アルデン・ロビンソン

出演

  • ケビン・コスナー

あらすじ

 オハイオに住むレイ・キンセラ(ケビン・コスナー)は妻アニーと娘カリ
ンの3人家族。トウモロコシ畑を耕し生活をしていた。そんなある日、レイ
はトウモロコシ畑で声を聞いた。「それを作れば彼はやってくる」。その言葉
が何を意味するのか判らないレイであったが、やがてトウモロコシ畑に野球
場を作る事だと理解し、野球場を建設する。
 誰もいなかった野球場に一人の野球選手が現れた。レイが練習相手をした
彼の名は、シューレス・ジョーことジョー・ジャクソンであった。彼はホワ
イト・ソックスに在籍したメジャーリーグの選手で、八百長疑惑で野球界を
追放されてしまい、二度と大リーグで野球をすることなく死んでいった選手
であった。その翌日から球場には、昔の名選手や野球に夢をかけた男達が集
まってきた。その姿は純粋な心を持った人にしか見えなかった。

お勧めポイント

 野球に夢をかけたが夢を満足できずに過ぎていった人々の思いを蘇らせ
る逸話がたくさん盛り込まれています。
 たった1イニング守備についたが、それだけで選手生命を終えた男が、一
度でいいから打席に立ってみたいと願う。その願いがかなった時、男はグラ
ンドを去っていきました。
 主人公のレイは謎の声を聞いた時から、夢を追いかけない人生に決別し、
その声に導かれるように何かを実現しようと翻弄し、夢を実現しようとしま
す。
 ラストシーンで「それを作れば彼はやってくる」という言葉の本当の意味
を知った時、涙が溢れてきます。レイと野球選手のキャッチボールが登場し
ますが、これは単なるキャッチボールではなく、言葉のキャッチボールを表
わしているようです。長い間できなかったキャッチボールを。
 休日には親子のキャッチボール風景があちらこちらで見かけられました。
いつの頃からか、そういう姿もあまり見られなくなりました。
 ホワイトソックスの8人の選手については「エイトメンアウト」という映
画で詳しく紹介されていますから、この作品のビデオを見てください。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度  :★★★★