作品名
「遠い空の向こうに」’99年度作品
監督
ジョー・ジョンストン
出演
- ジェイク・ギレンホール
あらすじ
1957年10月4日、ソ連が人工衛星スプートニクの打ち上げに成功し
た。アメリカの片田舎ウェストバージニア州コールウッドは炭鉱の町。住民
はすべて炭鉱で働く人ばかりで成り立っていた。大きくなったら炭鉱で働く
のが当然のように思われていた。その町の高校生ホーマー(ジェイク・ギレ
ンホール)はスプートニクの成功に胸をときめかせ、自分もロケットを打ち
上げてみたいと思うようになった。だが、劣等性の彼ではガーデニングを爆
破するのが精一杯の結果であった。
同級生に変人ではあるが、物知りのクエンティンに目をつけたホーマーは、
周りの忠告も気にせず、彼にロケット打ち上げに協力してくれるように働き
かけた。こうしてホーマーを初めとする4人の高校生ロケットボーイが誕生
した。
最初は笑いの種になっていたロケットボーイであったが、徐々に支援して
くれる人々が現れ、成果を挙げていった。全米科学コンテストへ入賞すれば
大学へも奨学金で行く事ができる。しかしホーマーの父だけは、ホーマーの
行動を快く思っていなかった。そんなある日、ホーマーの父が炭鉱で事故に
合った。
お勧めポイント
あなたは夢を持っていますか?今は無くなってしまっていても、子供の頃
には持っていましたよね。この作品の主人公ホーマーも自分の夢を何度か諦
め掛けますが、周りの励ましと強い信念によって、自分の道を切り開いてい
きます。
何度か打ち上げに失敗するシーンが登場しますが、徐々に空へ飛び出して
いくのが分かり、自分もワクワクしてきます。また、開発費用を捻出するた
めに、廃線のレールを盗もうとするシーンなどでは「スタンバイミー」が脳
裏を過ぎりました。全篇を通じてさわやかな青春ドラマに出来上がっていて、
童心に返ることができます。
この映画は実話を元にしていて、映画の最後にご本人たちが登場したり、
当時のロケット打ち上げ模様がビデオに納められたりしていて楽しめるこ
と間違いありません。夏休みももう少しですが、あなたも子供の頃の夢を思
い出してみませんか?
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆☆
感動度 :★★★★


