作品名
「イル・ポスティーノ」’96年度作品
監督
マイケル・ラドフォード
出演
- マッシモ・トロイージ
- フィリップ・ノワレ
あらすじ
1950年代、イタリアはナポリ近郊の小さな島が舞台。その島に一人の
詩人がやってきた。彼の名はパブロ・ネルーダ(フィリップ・ノワレ)。チ
リからイタリアへ亡命したのである。島の青年マリオ(マッシモ・トロイー
ジ)は郵便配達の仕事に就いた。小さな島であり、郵便物の大半は全世界か
ら詩人パブロに来るものであった。毎日のように配達をしていくうちに、歳
の差を越えて二人は親しくなり、マリオはパブロから詩を教わるようになっ
た。
やがて食堂で働く娘に恋したマリオは、彼女への気持ちを詩に書き綴った。
そんな折、パブロは罪が許され母国へ帰ってしまった。残されたマリオはパ
ブロへ手紙を送り続けるが返事は来なかった。
お勧めポイント
イタリアの風景が何とも言えず、美しい映像の連続。マリオを始めとする
島人達ののどかな生活。フィリップ・ノワレが「ニュー・シネマ・パラダイ
ス」の再現とも思える名演を見せれば、マッシモ・トロイージの瑞々しい演
技も光っています。マッシモ・トロイージが本作品の完成直後に急死したの
は悲しい限りです。
故郷の良さを理解せずにいたマリオがパブロとの出会いによって、改めて
故郷を見直していくシーンが最高です。そしてラストで思わず微笑んでしま
うのも、この作品の憎いところです。
ポイント
笑える度 :★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★

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