No.097 駅伝
「駅伝」’00年度作品
浜本 正機
陵明大学陸上部の壮介(伊藤高史)と早川(中村俊介)は全日本大学駅伝
大会優勝をもって学生生活を終えた。早川は名門LANTECに入社し、陸
上界期待のホープと持て囃された。一方、壮介は駅伝なら早いが特に期待さ
れず、一時代を築いたが今はパッとしない横須賀造船に頼み込んで入社する
状態であった。しかしそれは壮介の夢を実現する為であった。
駅伝をするために入社した横須賀造船であったが、肝心の駅伝部は廃部に
なっていた。それを知った壮介は社内の人達に呼びかけ集まったのは、労働
委員、リフト操作員、営業マン、設計技師、外人3人兄弟、重役であった。
初参加の駅伝大会は陸上部時代のマネージャさおり(田中麗奈)のバックア
ップと、壮介の活躍により15位と検討し社内の意識も上昇した。
ところが会社の吸収合併が決まり駅伝部の存続は危ぶまれた。社長の最終
判断は次の駅伝大会に優勝すれば再考しようというものであった。小さな駅
伝大会であり優勝も十分可能と思われた矢先、早川のいるLANTECもそ
の大会に参加を表明した。早川は壮介と、もう一度走りたい理由があったか
らである。
全体にほのぼのとした雰囲気が漂っており、スポーツものとしては「シコ
ふんじゃった」にも通じるものがあります。さまざまな人間ドラマをほのぼ
のと見せてくれますが、壮介と早川、さおりの恋愛関係も絡まってきます。
横須賀造船の駅伝部部員がチームワークを作るきっかけになった事件も
マンガ仕立てですが、非常に面白いシーンです。
なぜ壮介が駅伝なら早いのかがストーリと共に明らかになっていきます
が、ラストシーンで壮介がマラソンに出場し、苦しい時に行う行動に涙が出
てきます。また、LANTECとの熾烈な駅伝大会シーンで最終走者の壮介
がバトンを受ける直前まで3位と活躍する横須賀造船駅伝部ですが、アクシ
デントが発生します。このシーンが最大の感動ものです。
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★★★
