No.121 王立宇宙軍 オネアミスの翼
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」’87年度作品
山賀 博之
水軍のパイロットになって空を飛びたいと夢見たシロツグ(森本レオ)
は、学校卒業時に無理だというのを自覚した。その代わりに入ったのが宇宙
軍。特に何をするでもなく、規則も守らない劣等生のシロツグであった。
偶然、町でチラシを配っている美しい少女リイクニ(弥生みつき)に出会
った。彼女は神を信仰する純粋な少女であった。彼女と話しているうちにシ
ロツグも宇宙に夢を見始めた。そんなある日、オネアミス国の宇宙軍で人類
初の有人人工衛星を打ち上げることになった。その飛行士に立候補したのが
シロツグだった。周囲のあざけりを他所に、シロツグは文武とも成長を遂げ
ていく。
メンタルビデオクラブ初のアニメーション登場です。
森本レオさんの語りと坂本龍一さんの楽曲のコラボレーションといえば、
どんな作品かは予想できると思います。この物語の全編を通して心地良く見
れます。特に冒頭のシーンと音楽が最高です。
もしかしたら死ぬかもしれない、という不安の中、愛しのリイクニとの旅
立ちのシーンは哀愁が漂っています。
いよいよ発射という時に、ロケットを乗っ取ろうとする国が攻めてきて、
発射中止かという瀬戸際で、シロツグの叫びにメンバーが団結して発射を決
行するシーンも見ものです。また、発射時の画面の美しいことも際立ってい
ます。美しいといえば、宇宙から見た地球も美しく描かれています。
ラストシーンで太古から現代まで走馬灯のように流れていく映像も鮮や
かです。シロツグの祈るメッセージも涙物です。
この作品に携わったスタッフの多くは20代の若い人でしたが、その熱意
が作品中にも感じる取ることができます。
笑える度 :★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★
