配信

No.124 デュエット

作品名

「デュエット」’00年度作品

監督

ブルース・パルトロー

出演

  • ヒューイー・ルイス
  • ポール・ジアマッティ

あらすじ

 リッキー(ヒューイー・ルイス)はカラオケコンテストで賞金稼ぎをする
プロの歌手。別れた妻の訃報を聞いて駆けつけたが、義母から娘リヴの面倒
を強要され、しかたなくリヴを連れてカラオケ賞金稼ぎの旅に出掛けた。
 トッド(ポール・ジアマッティ)はどうしようもない方向オンチ。それが
災いして仕事もうまくいかず、家でも居場所がない生活を送っていた。唯一
の心の支えは、出張で貯まったマイレージが80万マイルもあることだった。
この日もタバコを買いに行ってくると言い残し、隣の州にたどり着き、その
まま旅に出掛けてしまった。
 ビリーは神父になりたかった、きまじめなタクシー運転手。予想よりも早
く家に帰ると、妻は浮気の真っ最中。おまけに相手は同僚であった。頭に来
たビリーはそのまま家を飛び出した。

お勧めポイント

 偶然出会った3組の男女。生き方も考え方も全く違う人々が、KARAO
KEを通じて親しくなり、お互いの人生を見直す物語です。
 方向オンチのトッドが行く先々でマイレージを使おうとしますが、どこへ
行っても断られ、いよいよキレてしまうのが笑わせます。でも最後には、こ
の物語のテーマである「生きていれば色々な事もあるが、でも悪いことだけ
じゃないよ」というオチをつけてくれます。
 トッドが出会う黒人男性。彼も大きな秘密があるのですが、彼がトッドへ
捧げるアカペラの曲は感動物です。
 ビリーが出会うスージーはカルフォルニアを目指してヒッチハイクを続
けているのですが、正に体ひとつで世間を渡っていきます。彼女の交渉のや
り方には笑ってしまいます。
 リッキーとリヴは実の親子(役柄だけでなく)です。娘のリヴは小さい頃
から父の曲を聞いて育ったので、競演できるのは大喜びだったそうです。こ
の映画の題名でもあるデュエットのシーンは聞き惚れてしまう素晴らしい
出来きばえです。
 みなさんもKARAOKEに出掛ける機会もあると思いますが、普段何気なく付き合っている人々へ、感謝の念を込めた1曲を披露されてはどうでしょうか?

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度  :★★★