作品名
「デュエット」’00年度作品
監督
ブルース・パルトロー
出演
- ヒューイー・ルイス
- ポール・ジアマッティ
あらすじ
リッキー(ヒューイー・ルイス)はカラオケコンテストで賞金稼ぎをする
プロの歌手。別れた妻の訃報を聞いて駆けつけたが、義母から娘リヴの面倒
を強要され、しかたなくリヴを連れてカラオケ賞金稼ぎの旅に出掛けた。
トッド(ポール・ジアマッティ)はどうしようもない方向オンチ。それが
災いして仕事もうまくいかず、家でも居場所がない生活を送っていた。唯一
の心の支えは、出張で貯まったマイレージが80万マイルもあることだった。
この日もタバコを買いに行ってくると言い残し、隣の州にたどり着き、その
まま旅に出掛けてしまった。
ビリーは神父になりたかった、きまじめなタクシー運転手。予想よりも早
く家に帰ると、妻は浮気の真っ最中。おまけに相手は同僚であった。頭に来
たビリーはそのまま家を飛び出した。
お勧めポイント
偶然出会った3組の男女。生き方も考え方も全く違う人々が、KARAO
KEを通じて親しくなり、お互いの人生を見直す物語です。
方向オンチのトッドが行く先々でマイレージを使おうとしますが、どこへ
行っても断られ、いよいよキレてしまうのが笑わせます。でも最後には、こ
の物語のテーマである「生きていれば色々な事もあるが、でも悪いことだけ
じゃないよ」というオチをつけてくれます。
トッドが出会う黒人男性。彼も大きな秘密があるのですが、彼がトッドへ
捧げるアカペラの曲は感動物です。
ビリーが出会うスージーはカルフォルニアを目指してヒッチハイクを続
けているのですが、正に体ひとつで世間を渡っていきます。彼女の交渉のや
り方には笑ってしまいます。
リッキーとリヴは実の親子(役柄だけでなく)です。娘のリヴは小さい頃
から父の曲を聞いて育ったので、競演できるのは大喜びだったそうです。こ
の映画の題名でもあるデュエットのシーンは聞き惚れてしまう素晴らしい
出来きばえです。
みなさんもKARAOKEに出掛ける機会もあると思いますが、普段何気なく付き合っている人々へ、感謝の念を込めた1曲を披露されてはどうでしょうか?
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★


