作品名
「カッコーの巣の上で」’75年度作品
監督
ミロス・フォアマン
出演
- ジャック・ニコルソン
- ルイーズ・フレッチャー
あらすじ
刑務所の強制労働を逃れるためマクマーフィー(ジャック・ニコルソン)
は精神病を装った。作戦はまんまと成功し、マクマーフィーはオレゴン州立
精神病院に入れられることになった。
気楽な毎日が続くと思っていたマクマーフィーだが、その病院の婦長であ
るラチェッド(ルイーズ・フレッチャー)を筆頭とする病院側の姿勢に疑問
を抱き始める。絶対権力を盾に服従を迫るラチェッドに、患者達は自分を主
張することを諦め、活きる気力を失っていたからである。
マクマーフィーは患者達一人一人に活きる喜びを感じさせるために、必死
に問いかけ始めた。それに答えるように、患者達も活きる喜びを感じ始めた
ように見えた。しかしそれは、ラチェッドを中心とする病院側の権力に逆ら
うものだった。
お勧めポイント
アカデミー賞5部門を受賞した名作です。これは重々しい人間ドラマです
が、それだけに考えさせられるところも多い作品です。また、75年度作品
にしては129分という大作でもあります。今観ると映像の古さが目に付き
ますが、それだけに重厚さも十二分に感じさせられます。
主人公役のジャック・ニコルソンといえば「イージー・ライダー」や「シ
ャイニング」などを思い出す人も多いと思います。いずれの作品も個性的な
役所を見事にこなしています。この作品でも精神病患者、あるいは楽天的な
犯罪者を演じています。
公開時のコピーに「一羽は東に、一羽は西に、一羽はカッコーの巣の上を、
飛んでいった」とあります。まさにラストシーン、それぞれの生き様は涙を
流したり、拍手を贈ったりしたくなる結末が用意されています。
自分らしく生きるとはどういうことかと考えたくなる作品です。
ポイント
笑える度 :★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★★★★


