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No.146 華麗なるヒコーキ野郎

作品名

「華麗なるヒコーキ野郎」’75年度作品

監督

ジョージ・ロイ・ヒル

出演

  • ロバート・レッドフォード

あらすじ

 1925年、第一次世界大戦が終りを告げ、戦場の勇士たちも普通の生活
に戻った。そんな中、天才パイロット、ウォルドー・ペッパー(ロバート・
レッドフォード)は飛行機に魅せられた一人だった。ウォルドーは戦争では
活躍する場も無く終戦を迎えたことを残念に思っていた。そして終戦後も優
秀な航空スタントマンとして、ヒコーキに乗ることを選んだ。腕に自信があ
る余り、他にはマネのできない曲芸に次々と挑んでいった。
 ある日、偶然にウォルドーが憧れていたドイツの撃墜王ケスラーと対面し
た。しかも航空スタントマン同士として、同じ空を飛ぶことを許された。こ
の時とばかり、ウォルドーは真剣勝負を挑んだ。それはかって誰も見たこと
が無い、華麗な空中戦であった。

お勧めポイント

 若きウォルドーはヒコーキの操縦なら誰にも負けないと思っていた。唯一、
撃墜王ケスラーだけは彼の憧れであった。しかし、周りの人にはケスラーと
も対戦したことがあったかのように話していた。それほど自信があったし、
実際に彼の操縦は素晴らしいかった。だが、戦場では活躍できなかった彼は
無名であった。そのうっぷんを晴らすかのように、彼は危険な曲芸に挑戦し
ていった。他の追従を許さないあまり、不幸な事故が起こることもあった。
 とうとう念願叶って、あのケスラーと一緒に空を飛べる機会が訪れた時、
彼は密かに真剣勝負を決意していた。
 このラストの飛行シーンは素晴らしいの一言に尽きます。もちろん今と違
って、SFXなどが無い時代の作品ですから、実際に飛行機を操っての撮影
です。それだけに見るヒトをスクリーンに釘付けにします。
 主演のロバート・レッドフォードは、まだ若さが栄える頃の作品ですが、
それが主人公の無鉄砲さと巧みに重なりあっています。また、監督のジョー
ジ・ロイ・ヒルとは「スティング」や「明日に向かって撃て」などで仕事を
しているだけに意気もピッタリという感じです。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆☆
感動度  :★★★