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No.155 キャット・バルー

作品名

「キャット・バルー」’65年度作品

監督

エリオット・シルヴァースタイン

出演

  • ジェーン・フォンダ
  • リー・マーヴィン

あらすじ

 女学校を卒業したキャサリン(ジェーン・フォンダ)は父親の住むワイオ
ミングに帰ってきた。人の良い父親は、ちょっとしたことから町の顔役とい
ざこざになり、命を狙われるようになっていた。顔役が殺し屋を雇ったのを
知るとキャサリンも名うてのガンマンを呼び寄せた。ところが到着したキッ
ド(リー・マーヴィン)は酔っ払いで、酒を飲まないことには銃も握れない
ほどのアル中だった。
 警戒はしていたが、殺し屋に父親を殺されてしまった。保安官も顔役とぐ
るになっていて、父親の殺害に耳を貸さなかった。罪を感じたキッドは殺し
屋と対決すべく、酒を断って、体を鍛え始めた。実は殺し屋とキッドは、実
の兄弟であった。

お勧めポイント

 これは西部劇ですが、非常に楽しい作品です。まず何よりも、ジェーン・
フォンダの美しいことが目立ちます。父親のヘンリー・フォンダゆずりにカ
ウボーイ姿が良く似合っています。また、リー・マーヴィンの存在が絶妙で
す。時にシリアルに、時にお笑いにと、殺し屋とキッドの二役をこなし、楽
しませてくれます。この作品でアカデミー主演男優賞を受賞したのもうなず
けます。特にラストの酔っ払いながらのロデオには思わず笑ってしまいます。
 さらに冒頭から随所に流れる音楽、唄うのはナット・キング・コールです。
彼自身も登場して、バンジョ片手に場を盛り上げてくれます。この曲も覚え
やすく、つい口ずさんでしまいます。
 主演、競演、音楽と文句の付けようの無いメンバーが揃ったニューシネマ
の代表とも言えるこの作品、ご家族みんなで、あるいは恋人と、また一人で
御覧になられても楽しめること受け合いの作品です。当クラブ初めての西部
劇を、この週末はお楽しみ下さい。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★★