No.169 セイ・エニシング｜メンタルシネマクラブ

作品名

「セイ・エニシング」’89年度作品

監督

キャメロン・クロウ

出演

ジョン・キューザック
アイオン・スカイ

あらすじ

　高校卒業を間近に控えたロイド（ジョン・キューザック）は、美人で優等
生のダイアン（アイオン・スカイ）に恋をしていた。そして一大決心をして、
アタックをしてみた。玉砕覚悟でとった行動だったが、卒業パーティへの誘
いは、すんなりと受け入れられた。
　ダイアンは次第に、ロイドの素朴さに惹かれていき、二人はうまく行くよ
うに思われた。しかし、ダイアンの父親は、イギリス留学を考えているダイ
アンに、ロイドは邪魔な存在に思われていた。ダイアンも父親の言葉に従う
より仕方がなかった。
　ある日、介護施設を経営しているダイアンの父親が、お客のカネを横領し
ている疑惑が発生した。

お勧めポイント

　まさに青春一色という内容です。
　ジョン・キューザック演じるロイドの爽やかさは、この作品の印象を決め
ていると言って過言ではないと思います。
　どのシーンをとっても、ほのぼのとした青春を感じさせます。私が一番好
きなシーンは、ラストです。二人で乗る飛行機、飛行機慣れしていないダイ
アンが不安がる中、ロイドが「飛行機事故が起こるほとんどは離陸５分以内、
だから、シートベルトを着用というランプが切れたら、もう大丈夫だよ。」
とダイアンを励まし、二人でランプが消えるのを見守るというものです。
　今、卒業や新入学のシーズンです。そんなものは大昔のことだよ、と思う
人もいるかもしれませんが、みんな、学生を卒業される時に、抱いた夢があ
ると思います。その夢をもう一度、この作品をみて思い出してみませんか？