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No.176 愛しのローズマリー

作品名

「愛しのローズマリー」’01年度作品

監督

ボビー・ファレリー

出演

  • グウィネス・パルトロー
  • ジャック・ブラック

あらすじ

 ハル(ジャック・ブラック)は最愛の父親の遺言を守り、とびっきりの美
女を追い求めていた。しかし、ごく普通の人であるハルにそんなうまい話が
転がっているはずもなく、次から次へとアタックを繰り返していた。
 ある日、著名なカウンセラーとたまたまエレベータに閉じ込められた機会
に、自分の相談にのってもらった。外見を気にするハルにカウンセラーは、
内面の美しさがその人の美しさに思えるように催眠術をかけられた。
 それからのハルは知り合う女性達と次から次にうまくいくようになった。
そして、ローズマリー(グウィネス・パルトロー)と運命の出会いを迎えた。
この人こそ運命の美人とベタ誉めするハルに、ローズマリーは怒り出す始末
だった。それもそのはず、実際のローズマリーは、100kgを超すであろ
うボディーで、両親を初め、自他共に認める巨体の持ち主だった。しかしハ
ルにはスリムなナイスボディで、心の優しい女性に見えていた。

お勧めポイント

 全編を通じて楽しいコメディです。ハルの目に映る女性と、第三者が見え
る姿のギャップには笑ってしまいます。中でも面白いのが、レストランの受
付が素敵な女性だと思っていたのが、催眠術が解けた途端、オカマだった
シーンです。
 全編に流れるメロウサウンドが耳に心地良く響いて、各シーンを余計和ま
せてくれます。本当にリラックスできる作品です。「メリーに首ったけ」を
作ったスタッフが再び揃って作り上げた作品だけに、どこか通じるところが
あります。そしてしんみりさせる所もさすがです。
 外見のように一目見れば判るものに比べて、内面の美しさは時間をかけな
いと判らないし、ある程度の会話も必要なのが辛いところです。この作品は
ラブコメディ物ですから、今、恋愛中の人、恋している人、恋人を探してい
る人とかに、何らかのメッセージを与えてくれます。
 晴れた日の休日、それも昼間に見ると最高に思える作品です。一人でも十
分に楽しめますが、友人と見れば、さらに盛り上がります。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★★★