作品名
「エリン・ブロコビッチ」’00年度作品
監督
スティーヴン・ソダーバーグ
出演
- ジュリア・ロバーツ
あらすじ
カルフォルニア州に住むエリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は、
3人の子供がいるシングルマザー。ミス・ウィチタだったこともあり、美貌
には自信があるが、教養も少なく、言葉使いの悪いのが災いして、仕事探し
もうまくいかない有り様だった。
ある日、交通事故に合い、相手が悪いにも関わらず敗訴してしまった。和
解金が取れなかったのは弁護士のせいだと、弁護士事務所に押しかけて、無
理やりに事務員にさせてしまった。弁護士もエリンの剣幕に押し切られて、
どうでも良い書類整理をさせることにした。
その書類の山から、エリンは不審な案件を見つけた。表向きは土地の買収
だが、なぜ大手電力会社がその土地を欲しがるのかを疑問に思ったからだ。
現地へ調査に出かけたエリンはさらに意外な事実を発見する。
お勧めポイント
さぁ、今回はジュリア・ロバーツ主演のシリアスドラマです。最初はコメ
ディタッチの作品かと思いましたが、後半は目が潤んでしまうシリアスな展
開になります。
教養もなく、口も悪い。けどバイタリティに溢れた行動は誰にも負けない。
無理やり職を手に入れるところから始まり、半ば強引な調査活動からも、彼
女の熱意が十分に伝わってきます。その熱意が原告になる住民一人一人に受
け入れられ、エリンになら心を許して相談してくれるようになります。エリ
ンは、裁判に必要な証言を書類化できない代わりに、600人以上いた原告
たちの話を全て暗記し、自分のことのように空で話します。その一字一句は
紛れもない事実ばかりなのです。
こうして大手企業とのトラブルを恐れる住民達を団結させ勝訴させたの
は、間違いなくエリン・ブロコビッチの熱意です。全米史上最大と言われる
和解金を勝ち取った彼女は、現実に存在します。
彼女はこの事件を通じて、他人からの信頼の意義と、他人への思いやりに
目覚め、他人のために一生懸命生きることで、自分の道を発見します。こう
いうバイタリティに溢れた女性は私の周りにもいます。きっと彼女の努力も
報われることでしょう。
さて、映画には本物のエリンも登場しています。ヒントはレストランのウ
ェートレスです。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★★


