配信

No.189 ビッグ・ダディ

作品名

「ビッグ・ダディ」’99年度作品

監督

デニス・デューガン

出演

  • アダム・サンドラー

あらすじ

 32歳のソニー(アダム・サンドラー)は定職にもつかず、バイト暮らし
に明け暮れていた。恋人もそんな彼に愛想をつかして出て行ってしまった。
 そんなある日、5歳の男の子が彼の家にやってきた。彼のルームメイトの
子供だと主張する。運悪く出張に出掛けたルームメイトに代わって、ソニー
が事情を調べるが、孤児だと知り、自分の息子として育てることにした。
 子育てを楽観的に考えていたソニーだが、いざ、一緒に暮らし始めると、
苦労の連続だった。ソニーは嫌気を感じたが、何とか思い留まって子育てを
続けた。
 やがてジュリアンと名乗る子供とも意気が合い始めた。ところが、ソニー
が本当の父親では無いのを知った社会福祉協会の人はジュリアンを孤児院
に入れようと連れ戻しにやってきた。

お勧めポイント

 なかなか楽しいコメディです。でも、ほろりとさせられるところもあるヒ
ューマンドラマだと私は感じました。
 まず、32歳になるソニーですが、ジュリアンと対等に付き合うことを考
えます。でも学校でのジュリアンの話を聞かされて、このままでいけないと
教育に目覚めます。その方法がソニーの独自な方法で笑えます。
 ジュリアン役の子供の素朴なところが最高です。一番楽しいのが「カンガ
ルーソング」を聞きながら飛び跳ねるシーンです。また、社会福祉協会の人
に連れ戻される時に、今までの自分の行動が悪いから引き離されるのだと、
必死で弁明する姿に涙がにじみます。
 極めつけはジュリアンを取り戻そうと裁判を起こし、ソニーを子ども扱い
している父親から審問を受けるシーンです。これはさすがにジーンときます。
作品中でも聴講者達が家族に愛を語る電話が入れ、その気持ちがよく伝わっ
てきます。
 ラストに流れる「SWEET CHILD O‘MINE」が懐かしい。
 いよいよ夏休みが始まりました。子供がいる人もいない人も、たまには子
供と遊んでみませんか?きっと何か気付くことがあると思います。そして自
分もこんな頃があったのを思い出すと思います。あの頃考えていたことを、
もう一度思い出してみませんか?

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度  :★★★