作品名
「コマーシャル★マン」’01年度作品
監督
ラーズ・クラウム
出演
- アレクサンダー・シャール
あらすじ
ビクター・フォーゲル(アレクサンダー・シャール)は、大手広告代理店
プレインストーン社に自分を売り込みに行った。ところがどうしたわけか、
プレインストーン社の社運をかけたオペル社へのプレゼン会場に入り込ん
でしまった。
プレインストーン社のプレゼン内容に、物足りないものを感じたオペル社
の責任者は、プレインストーン社の人間と勘違いしてビクターに意見を求め
た。しかたなく自分の意見を述べると、彼の批判は素直にオペル社に受け入
れられてしまった。そして、オペル社の関係者は再検討をプレインストーン
社に告げて帰ってしまった。
残されたプレインストーン社の社長、広告マンたちは、ビクターが何者な
のか詰め寄った。彼は自分を売り込みに来たと判るやいなや、つまみ出され
てしまった。
話がこれで終わると、映画は始まらない(笑)。翌日、オペル社からプレ
インストーン社に、ビクターを担当者にするように電話が掛かった。
お勧めポイント
なかなか面白いコメディ作品です。
まずは配給会社コロンビアのクレジットに、鳥が一匹登場するところから、
あれと思っているうちに話は始まっていきます。
ビクターがガラの悪いクライアントへの応対で、誤ってチェーン・ソーで
机を切り刻むシーンがあります。その噂が社内で大げさに流れ、社内の人た
ちがだんだん自由な雰囲気になっていく様が笑えます。このシーンで、ビク
ターのパートナーが初めて笑った、とビクターが言い出すのにドキッとしま
した。楽しんでやれる仕事が最高だということですね。
ビクターがドタバタするコメディではありますが、彼の恋愛パートナーも
登場するラブ・コメディでもあります。彼女の長年温めていたアイデアをビ
クターが盗んでしまうことから、話はややこしくなります。こちらもどうな
ることやら、ハトに変身した彼女はどこへいるのやら。
この作品はドイツ映画です。ちょっとドタバタしますが、とてもドイツ映
画とは思えない仕上がりです。その分、新鮮に感じるシーンも多いです。
今週はこの サクセスストーリーを御覧になられて熱意を高めてみませんか?劇場未公
開作品です。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆
感動度 :★


