作品名
「サンダーパンツ!」’02年度作品
監督
ピーター・ヒューイット
出演
- ブルース・クック
あらすじ
パトリック・スマッシュ(ブルース・クック)は生まれて30秒後には問
題児になった。その原因はオナラである。ひっきりなしに放屁する。あまり
の凄さに父親は家出をし、残された母親も酒に溺れるようになった。
そんなパトリックだが、学校に行くようになって嬉しい出来事があった。
クラスの誰もがパトリックの放屁に閉口する中、平然と笑っているアランと
出会ったことだ。彼の臭覚は恐ろしく鈍感だったようだ。
クラスメイトを初めとする周りのヒトから嫌われているパトリックは、塞
ぎこむようになった。しかし、何か自分も役に立つことがないかと考え、天
才児アランに相談した。さっそく彼は屁で宙に浮く乗り物を作ってくれた。
その乗り物のおかげで空中移動コンテストに優勝し、自分も役に立つことが
あると自信をつけた。その矢先、親友アランはパトリックの前から消えてし
まった。
お勧めポイント
物凄く楽しいコメディSFです。
作品が始まって5分後には大笑いし、すっかり見入ってしまいました。コ
メディタッチの前半から始まって、後半はSF風に、そいでもって感動シー
ンまでしっかりと描かれた秀作です。
主人公のパトリックは、極度の放屁癖を自分の欠点と悩みます。でもちょ
っとした発想の転換から、この欠点さえも自分の長所として生かそうとしま
す。まさにこのポジティブ・シンキングが大事だと痛感しました。これほど
極端な欠点を持っている人は実在しないでしょう。ということは私たちが自
分で欠点と思う事柄は大したことはないのでしょう。自分では深刻に思える
ことも、他人から見れば大したことではないことが多々あります。
この作品の凄いところは、ロケットの打ち上げが失敗する確率が極めて高
いのを懸念するアランに、パトリックが話す内容です。この内容には感動す
ること受け合いです。さらにダメを押すように、パトリックからのメッセー
ジで作品が終わります。このメッセージは正に、この作品から皆さんへ伝え
たいメッセージです。私もこの作品に大きな勇気をもらいました。
PS.
この作品ぐらい、映画は視覚、聴覚だけであるのを感謝したことはありま
せん。でも物凄く匂っているように感じました(笑)。
ポイント
笑える度 :★★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆☆
感動度 :★★★★


