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No.244 ラ・ブーム

作品名

「ラ・ブーム」’80年度作品

監督

クロード・ピノトー

出演

  • ソフィー・マルソー

あらすじ

 13歳の少女ヴィック(ソフィー・マルソー)は新学期を迎えた。憧れの
ブーム(パーティ)に参加することになった。そしてそこで知り合ったマチ
ューと恋に落ちた。
 ヴィックの両親は、仕事や浮気に忙しく、ヴィックの相談相手になってく
れるのは、おばあちゃんだけだった。
 両親は浮気が原因で別居状態になった。またマチューや同級生のベネロブ
との恋など、ヴィックの悩みはつきない。眠れぬ夜が続く中、またブームの
夜がやってきた。

お勧めポイント

 爽やかな青春ラブ・ロマンス作品です。
 主人公はフランスを代表する女優に成長したソフィー・マルソーです。オ
ーデションをみごとに勝ち抜いて、本作で女優デビューを果たしました。
 また彼女の母親役は「禁じられた遊び」で幼い女の子を演じたブリジッ
ト・フォッセーです。
 初めてのブームで、周りはロックをBGMに踊る中、彼から掛けられたヘ
ッドフォンにはスローバラードが流れるシーンがおしゃれです。そこで流れ
る曲は、大ヒットした「愛のファンタジー」です。始まってすぐにタイトル
バックにも流れます。おそらくどこかで耳にされたことがあるのではないで
しょうか?
 よりが戻りかけたヴィックの両親が、お互いの寝床をけん制して、夜這い
をしかけるシーンが笑えます。
 13歳の少女を描いた青春作品ですから、多少、内容には物足りなさを覚
える人も多いと思いますが、ソフィーの初々しい魅力が一杯です。特に、ブ
ームに着ていく服を考えるファッションショーが最高です。とても15歳と
は思えない色気があります。
 大ヒットした本作は、続いて「ラ・ブーム2」が制作されました。こちら
で使われた音楽も、また最高です。本作を気に入られた方は、引き続き続編
を御覧になるのをお薦めします。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆
感動度  :★