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No.277 夢のチョコレート工場

作品名

「夢のチョコレート工場」’71年度作品

監督

メル・スチュアート

出演

  • ジーン・ワイルダー
  • ピーター・オストラム

あらすじ

 ウィリー・ワンカ社のチョコレートは世界中の子供たちから大人気。その
美味しさの秘密を同業者は盗み出そうと必死になるほどだった。そんな世界
が嫌になった社長(ジーン・ワイルダー)は、生産を中止してしまった。

 ある日、ワンカ社から発表があった。それは世界中に存在するワンカ社の
チョコレートの中に、金ラベルの招待状が5枚ほど隠されている。それを持
ってきたものにはワンカ社の工場見学ができるというものだった。
 その日から世界中で金ラベルを見つけるべく、チョコレートの買いあさり
が始まった。中には金にものを言わせて大人買いをする社長令嬢まで現れた。

 チャーリー(ピーター・オストラム)は貧しい家の育ちで満足にチョコレ
ートも買えなかったが、彼もまたワンカ社のチョコレートの大ファンだった。
なけなしのお金で買ったチョコレートはことごとく外れていたが、運良く手
にしたチョコレートに、その当たり券が入っていた。

 集まった5人の子供たちと保護者はチョコレート工場に足を踏み入れた。
中には美味さの秘密を盗もうと企んでいるものもいた。

お勧めポイント

 「内容」を見られて、「あれ、これって今度、上映する映画では?」と思
われた方も多いと思います。そうです、もうすぐ上映するのは、この映画の
リ・メーク作品です。ご紹介するこの作品は、以前作られたのですが、日本
では未公開でした。でもDVDおよびビデオは存在します(レンタルされて
います)。

 内容は全編ファンタジックな映像が繰り広げられ、まさにチョコレートの
ごとく甘い夢を楽しむことが出来ます。この作品、1971年の製作ですが、
現在のCGに匹敵するほどの出来栄えです。こういう物語には昔ながらの製
作方法もあっているのかもしれないです。ぜひ、新作と見比べてみてくださ
い。

 小人たちが働くときにかける歌声、「ウンパルンパ」という言葉、私もよ
く使う「がんばルンバ」と良く似ています。もしかしたら、この作品を見た
ことがあったのか、あるいは、チョコレート工場に連れて行かれた一人だっ
たのかもしれません(笑)。

 さて、ストーリーは新作と同じですが、どちらの作品でも重要なのは社長
役を務める俳優さんの力です。新作ではジョニー・デップさんが、この作品
ではジーン・ワイルダーさんが演じています。どちらも個性的な役をやらせ
たら右に出るものがいない人です。このあたりも見所の一つです。

 夏休みも終わりましたが、夢多き頃に戻ってみませんか?この作品で「突
然、夢がかなった人はどうなったと思う?一生幸せに暮らしたとさ」という
セリフが心に刻まれました。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度  :★★★