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No.330 プロデューサーズ

作品名

「プロデューサーズ」’05年度作品

監督

スーザン・ストローマン

出演

  • ネイサン・レイン
  • マシュー・ブロデリック
  • ユマ・サーマン

あらすじ

 1959年のブロードウェイで、落ちぶれたプロデューサのマックス(ネ
イサン・レイン)は、制作費を集めるのにも四苦八苦していた。会計事務所
からやってきたレオ(マシュー・ブロデリック)も、そのありさまに他人事
には思えない状態だった。

 ところが会計業務を始めてみると、コケた芝居ほど、プロデューサは儲か
る仕組みになっていることに気づいた。それを知ったマックスは、集めるだ
けの金を集めて、この世で最低のミュージカルを上演し、自分は大儲けする
ことを企んだ。その話にレオは、プロデューサとして加担することになった。

 さっそくマックスとレオは、彼らにとって最高(最低)の脚本、役者、演
出家を揃え始めた。

 マックスとレオ以外は真実を知らず、最高のショーを見せるべく、張り切
って初日を迎えた。踊り子ウーラ(ユマ・サーマン)もその一人だった。

お勧めポイント

 ミュージカルコメディ作品です。ブロードウェイでも上演された作品の映
画化です。

 最高の見せ場は、劇中劇「ヒトラーの春」の上演シーンです。本番5分前
に主演の役者がケガをしてしまいます。その代役としてステージに上がった
のは、主役のセリフをすべて覚えている男でした。彼にはちょっとしたクセ
があるのですが、それが功を奏して、観客からは大うけしてしまいます。主
演は、ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリックの二人なのですが、この
シーンで主役を演じるウィル・フェレルこそが、一番難しい役柄です。何度
見てもウィル・フェレルの怪演ぶりは最高です。

 この作品、実はリメーク作品です。元は同名「プロデューサーズ」で、喜
劇王とも呼ばれたメル・ブルックス主演、監督作品です。こちらでも、ディ
ック・ショーンのキレた演技が凄いらしいです。こちらはまだ観ていないの
で、残念なばかりです。

 ミュージカル作品って、ただ音楽と踊りを観ているだけでも、何となく浮
かれてきますよね。さらに華やかなステージに、きらびやかな衣装をまとっ
た大勢の役者が跳びハネます。

 新年初めは、この作品で大いに笑って、気分も浮かれて、今年の抱負を考
えてみてください。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆☆
感動度  :★★★★