作品名
「ファインディング ニモ」’03年度作品
監督
アンドリュー・スタントン
出演
- アルバート・ブルックス(声)
- エレン・デジェネレス(声)
あらすじ
カクレクマノミの夫婦は、もうすぐ産まれる子どもの誕生を今か今かと待
ちわびていた。ところが突然、巨大な魚に襲われて、残されたのは父親のマ
ーリン(アルバート・ブルックス)と卵が一つだけになってしまった。
子どもは母親が名付けたニモ(アレクサンダー・グールド)という名前で
すくすく育った。元々、カクレクマノミという魚は臆病で、イソギンチャク
の中に隠れて、外敵から身を守りながら生活していた。
ニモは学校に通うようになったが、心配性のマーリンは、一人息子のニモ
が大丈夫か、学校まで駆けつけた。
マーリンの心配は、現実になった。突然現れた人間が、ニモを持ち去って
しまった。残された手がかりから、ニモがいるらしいニュージランドへ、知
り合ったドリー(エレン・デジェネレス)と共に向かった。
お勧めポイント
アニメといえばピクサー社といわれるようになったピクサー社の大ヒット
アニメーションです。
全編を通じて美しいCGがカラフルな魚たちを色鮮やかに楽しませてくれ
ます。サメなどは、そのど迫力に大画面だと泣き出すお子さんもいるのでは、
ないでしょうか。
さんご礁の一角で生涯を過ごすはずだったカクレクマノミの親子が、災難
に見舞われて、親子共にたくさんの経験をします。隠れクマノミの言葉どお
り、臆病な魚だったのが、100万匹に1匹の貴重な経験で、堂々とした性
格になります。
ちょうちんアンコウの出現シーンは、驚いてしまいました。その獰猛な歯
は、咬まれたら一たまりもないと冷や汗が出てきます。それにギロギラした
目がなんともいえません。
マーリンは小心者でしたが、物忘れが激しく能天気なドリーやたくさんの
生き物と出会うことで、気楽に生きることを覚えます。これって人間でも大
切ですね。私も観ていて、ドリーのいい加減さに嫌気がしましたが、時には、
そのいい加減さで救われることもあることを知りました。
この作品、日本語吹き替えで聞くと、マーリン役を木梨憲武さん、ドリー
役を室井滋さんが担当しています。こちらで聞くほうがより楽しいかと思い
ます。
この作品は子どもたちだけでなく、大人でも十分に楽しめます。マーリン
やニモがどうなるのか、最後まで一気に観てしまいます。
ところで私はこの作品の題名を「ファイティング ニモ」だと思っていま
した。カタカナで書くとちょっとした差ですが、大違いの題名ですね(笑)。
ポイント
笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★★★


