作品名
「アデル/ファラオと復活の秘薬」 ’10年度作品
監督
リュック・ベッソン
出演
- ルイーズ・ブルゴワン
あらすじ
アデル(ルイーズ・ブルゴワン)は、世界を冒険して隠された真実を暴く
有名な女性ジャーナリストだ。
今回は、エジプトに「復活の秘薬」を求めてやってきた。植物人間になっ
てしまった彼女の妹を元に戻すためである。アデルとのテニス中の事故が原
因だったので、誰よりも妹の回復を望んでいた。
その秘薬を扱えるのは、古代エジプトのラムセス二世に仕えた医師だけで
あった。様々な妨害があったが、アデルは鮮やかに解決し、目的の医師と思
われるミイラを手に入れた。
パリに戻ったアデルを待ち受けていたのは、原始時代の怪鳥が出現したと
いう騒ぎであった。その事件には、ミイラの復活を叶えられる教授が容疑者
になっていた。
ミイラを復活には、教授の助けが必要なアデルは、教授を刑務所から救う
ため奔走を開始した。
お勧めポイント
アデルが大活躍する冒険アドベンチャー作品です。
物語の最初は、まるでシリーズ物であるかのような雰囲気です。それもその
はず、フランスでは有名なコミックシリーズを映画化したとのことです。でも
ご安心ください。最初こそ、戸惑うところがあるものの、すぐに馴染んでしま
うほど、小気味良いテンポでストーリーは進んでいきます。
主人公のアデルが全編を通じて、パワフルに活躍します。特に面白いのが、
教授を助けるために、刑務所に入り込むシーンです。見つかって追い出されて
も、めげずに次の手を考えて侵入を繰り返します。その度に変装するのですが、
七つの顔を持つ女といえる変わり様です。ついには、見事入り込んだのに、肝
心の教授から「今は疲れているから、また後で来てくれ。」と言われてしまう
始末です。
話の後半にはミイラが多数出てきますが、これがまた楽しいミイラたちです。
幻の医師の腕前は、謎の漢方薬でも使えるかのように、本当に効きそうです。
現存していたら、名医に認定されていることでしょう。
いつも明るく、ポジチブ(positive)なアデルですが、妹のことについては、
取り乱すシーンもあります。医師のシーンは見ていて涙さえ出てきます。
この週末は、どうぞこの作品を周りの人と共に、楽しんでください。大人か
ら子供まで、みんなで楽しめる作品です。
ポイント
笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★


