配信

No.386 達磨よ、遊ぼう!

作品名

「達磨よ、遊ぼう!」 ’01年度作品

監督

パク・チョルグファン

出演

  • パク・シニャン

あらすじ

 ヤクザ社会の抗争を続けるジェギュ(パク・シニャン)たちは、身の危険
を感じて、身を隠すことにした。どこか安全なところがないかと考えた挙句、
人里離れた山奥にある寺に隠れることにした。
 
 寺の住職は、なぜか快く彼らの滞在を許した。しかし、僧侶たちは大反対
であった。
 そこで僧侶たちは、ジェギュたちに提案をした。勝負をして勝った方の指
示に従うという内容であった。
 
 勝負は「三千拝」で決めることになった。これは仏様に三千回拝むもので、
それを早くやり終えた方が勝ちというものであった。
 勝負は、体力に優れるヤクザが勝つと思われたが、修行の成果か、僧侶た
ちが勝った。
 
 ところが僧侶たちが有利な勝負だと難癖をつけたジェギュたちは、次の勝
負を提案した。
 こうして次々と勝負が繰り広げられていった。
 最後に勝つのはどちらか、そしてジェギュたちは無事に都会に戻ることが
できるのでしょうか?
 
 

お勧めポイント

 ヒューマンコメディ作品です。
 とてもゆかいな作品です。最初は、怖い集団と気難しい集団の対決かと思い
ましたが、徐々にどちらも愉快な人たちであるのが判ります。
 
 色々な勝負が繰り広げられるのですが、この勝負の数々が楽しいです。まる
で子供の勝負のように、大の大人が無邪気に競い合います。
 中には面白い頓智クイズも出てきます。これなどは、私も一緒になって正解
はどうすれば良いのか考えてしまいました(笑)。
 
 最後までユーモラスでありながら、ちょっと感動するストーリでもあるのが
うれしい一作です。そして悟りも感じる一作です。
 
 僧侶たちが出てきて、しかもそれがユーモラスに描かれている作品は少ない
と思います。
 
 また、リズミカルな軽いBGMが、耳に心地よく入ってきます。
 一つ疑問に思ったことがあります。韓国では除夜の鐘を33回突くとのこと
です。日本の108回とは違う世界があるようなのですが、それについては、
チラっとしか教えてくれないのが、気に掛かりました。自ら修行するしかない
のでしょうか?(苦笑)
 
 この作品は、番茶をすすりながら、最後までゆっくりと楽しんでください。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★