作品名
「ダンサーの純情」 ’05年度作品
監督
ムン・グニョン、パク・コニョン
出演
- パク・ヨンフン
あらすじ
韓国で若きプロダンサーのナ・ヨンセ(パク・コニョン)は、ライバルに
パートナーを奪われた上、足に怪我をさせられてしまった。
落ち込んでいるナ・ヨンセに、先輩は中国から新しいパートナーを呼んで
くれた。空港についたのは、幼い少女チャン・チェリン(ムン・グニョン)
であった。
国際結婚で入国を許可されたということで、さっそく偽装結婚のため、婚
姻届を提出した。ところがやってきたのはダンスチャンピオンの女性ではな
く、その妹であることが判った。しかも、ダンスをほとんどやったことがな
いのも判明した。
怒ったナ・ヨンセは、チャン・チェリンを追い出した。しばらくすると、
チャン・チェリンから電話が掛かってきた。働くところが見つかったとのこ
とだったが、夜の仕事であると知ったナ・ヨンセは、連れ戻しに出掛けた。
こうして新しいダンスユニットが誕生した。しかし、大会まで三カ月しか
なく、おまけに入国管理局の役人が偽装結婚を嗅ぎまわっている。
この二人、どうなるのでしょうか?
お勧めポイント
韓国からのラブ・コメディ作品です。
まず主演の女性、ムン・グニョンですが、作品中では19歳の少女を演じま
す。この作品が作られた頃は、18歳ぐらいですが、もっと幼い可憐な少女と
いう言葉がぴったりです。
言葉はまったく判りませんが、何とも言えない愛くるしい瞳が、ついつい応
援したくなります。
主人公はホタルが大好きで、中国から幼虫を持ってこようとします。このホ
タルの存在は、この作品でキーになります。
クリスマス会で歌を唄うシーンがあります。さすがに歌姫だけあって、もの
すごくうまいです。もっと聞きたいと思いました。
大会でのムン・グニョンのダンスは必見です。特にサンバが良いです。ナ・
ヨンセが選んだドレスを身にまとって輝いています。
ダンス以外に偽装結婚の問題があります。こちらも愛し合うようになった二
人は、何の打ち合わせがなくても、お互いを思う言葉は見事に一致し、ダンス
と同じく一体になっているシーンには、涙が出てきます。
作品のセリフで気になったのが、「アンポンタン」という言葉です。韓国語
でも同じような発音でした。語源を調べても、どこから来た言葉なのか判りま
せんでした。これもアジアの不思議の一つでしょうか?
エンドロールで踊るチャチャチャも良いです。もっともこの時点には涙で霞
んでますが。
この週末はこの作品を、赤ワインとともに、味わいたいですね。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★★


