作品名
「恋極星」 ’09年度作品
監督
AMIY MORI
出演
- 戸田 恵梨香
- 加藤 和樹
あらすじ
北海道の星降る町で、プラネタリウム館を経営していた父の元で、菜月(戸
田 恵梨香)と、幼馴染の颯太(加藤 和樹)は育った。でも颯太はすぐに
海外へ行ってしまった。
11年の月日が流れ、19歳になった菜月は孤独だった。父親は亡くなり、
唯一の家族である弟は、それが原因で自閉症になっていた。弟の面倒を看る
ことだけが菜月の生きがいであった。菜月自身も父親の突然の死に、ひどく
傷ついていたのであった。
そんな菜月の前に、突如、颯太が現れた。でも何かを期待しても裏切られ
てばかりの菜月は、素直に喜べないでいた。
颯太の存在は、菜月を変えていった。少しずつ閉ざされた心が開かれてい
った。
でも突如、颯太は菜月の前から姿を消した。
5月6日、みずがめ座流星群がやってきます。
お勧めポイント
女性コミックの短編作品『君に光を』を映画化したラブストーリです。
主人公は、戸田恵梨香さん。その相手役に仮面ライダーでお馴染みの加藤和
樹さんが登場します。
監督は、これが初作品になるAMIY MORIさんです。この人は女性写
真家だけに、今までの断片的な写真が、そのまま動き出したかのごとく、全編
綺麗な映像が映し出されます。それにピッタリ合うのがBGMの数々です。主
題歌は、青山テルマさんが歌う「好きです。」。
この作品のポイントになるのが、星です。流星群がやってくると言っても、
その日、雨が降れば見れません。また、空が汚れていても見れません。街中に
はたくさんの光があって、それもまた、星たちの輝きを妨げています。
私も都会に住んでいるので、星ってとっても遠い存在です。でもよく晴れた
日の夜に、空一杯に輝く星たちを見つけた時、思わず手を伸ばして、つかめる
ように思うことがあります。星さえもつかめるように感じられたら、これは幸
せですね。
この作品は、流星群と同じく、最初はポツポツと心に響いてくるのですが、
後半になると大流星群のように、心に降り注いできます。
この作品に合う飲み物は、ホットカルピス、あるいはホットココアかなと思
います。ぜひ、寒い日の夜に、家の明かりを消して、この作品をご覧ください。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★★


