配信

No.392 ランデブー!

作品名

「ランデブー!」 ’10年度作品

監督

尾崎 将也

出演

  • 宇野 実彩子
  • 川野 直輝

あらすじ

 谷山めぐる(宇野 実彩子)は、売れない女優であった。今日もオーディ
ションがあるというのに、前日遅くまで友人と飲み明かしてしまった。
 
 オーディション会場に向かう途中、道端で携帯電話が鳴っているのに気付
いた。躊躇したが、その携帯にでてみると、その携帯の持ち主である矢島(川
野 直輝)という男であった。
 
 オーディション会場に向かいながら、矢島との待ち合わせのために、拾っ
た携帯電話も持参した。ところがその携帯電話がオーディション中に鳴り出
したから、それでなくてもプレッショーだらけの谷山は、案の定、落選した。
 
 そのショックで矢島との待ち合わせも忘れた谷山は、携帯電話を持ちなが
ら、街をさまよった。
 
 ようやく携帯のことを思い出した谷山に、刑事と名乗る怪しげな人物が近
づいてきた。
 
 

お勧めポイント

 サスペンス・コメディ作品です。でもほとんどコメディで、たまたまストー
リーがサスペンスという感じです。
 
 主演は、音楽グループAAAのメインボーカルの宇野実彩子(うの みさこ)
さんです。この作品では歌ったり、踊ったりするシーンはありません。飄々と
した主人公の、どこか憎めない明るいキャラクターが良く似合ってます。
 
 物語の途中からドタバタが始まりますが、ここからが見ていて楽しいです。
携帯電話の持ち主という矢島に刑事まで絡んできて、誰が良い人か悪い人か、
ストーリーも気になります。
 
 さて、悪人は誰という物語の結末とは別に、女優として目が出ないままの主
人公がどうなるのかという話題があります。女優の道を諦めて親が勧めるよう
に田舎に帰ろうとも考えます。
 
 ストーリーの最後は、なかなか感動できる内容です。おしゃれな演出です。
ロバート・デ・ニーロやダスティーン・ホフマンの話も出てきて、映画好きに
もたまらない会話です。もう一度やってみようという気になる会話です。
 リズミカルな音楽も、この作品にピッタリです。
 
 この週末はこの作品を、梅サワーなんかを飲みながらが似合いそうです。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆
感動度  :★