作品名
「洋菓子店コアンドル」 ’10年度作品
監督
深川 栄洋
出演
- 江口 洋介
- 蒼井 優
あらすじ
なつめ(蒼井 優)は、彼氏の海千尋を追い掛けて鹿児島から東京へ出て
きた。彼氏が働いていたはずの洋菓子店コアンドルへ行ったが、彼氏はとう
に辞めていて行方が分からなかった。
行く先のないなつめは自分もケーキ屋の娘だと、無理やりコアンドルで働
かせてもらうことにした。
ケーキ屋の娘ではあったが、田舎の洋菓子店だけあって、とてもコアンド
ルで出せるような品物ではなかったので、下積みから始めることになった。
先輩方に怒られながらも、一生懸命にがんばるなつめに、周りの人もなつ
めを受け入れ始めた。
店の常連の一人である十村遼太郎(江口 洋介)は、伝説のパティシェで
あった。修行を積んだなつめに、オーナーは十村に食べてもらえる機会を作
った。
お勧めポイント
蒼井 優さん主演のハートフル作品です。
出てくるケーキはどれもが、本物を食べてみたいと思えるものばかりです。
それぞれのケーキのように、ストーリも甘い匂いがしてきます。でも物語の後
半には、ちょっとビターな味もしてきます。
伝説のパディシエには秘密があって、それが原因でパティシエを辞めたので
した。それが分かってから、どこか人間付き合いを避けている十村の行動にう
なづけるものも出てきます。
なつめは十村に弟子入りをします。ケーキ作りでは十村が師匠なのに、人生
の生き方では、なつめが師匠のような不思議な関係です。
伝説のパティシエが作るケーキは、どんな人でも幸せにしたという不思議な
ものでした。できれば私も食べてみたいなと思いました。
伝説とまでいかなくても、落ち込んだ時に、涙が出そうな時に、これを食べ
れば元気が出るというものを見つけておきたいですね。ちなみに私は温かい味
噌汁ですかね。最低限これを飲めば、身も心も温かくなれるのを知った日があ
ります。
「人間、好きなことをやっている時は、良い顔をしている。」というセリフ
もジーンときました。そのとおりだと思います。
晩餐会のシーン、これが伝説の幸せにする技だと感動しました。これもやっ
ぱり味わってみたいものです。
この作品はおいしいケーキとハーブティを用意してご鑑賞ください。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★


