作品名
「バンガ?バンガ!」 ‘10年度作品
監督
ユク・サンヒョ
出演
- キム・イングォン
あらすじ
韓国にもたくさんの外国人労働者がいる。その中にブータンからやってき
たバンガ(キム・イングォン)がいた。
労働者たちはそれぞれの理由があって韓国で働いていた。朝から晩までコ
キ使われたが、金のためモクモクと働いていた。
街で入国管理局の取り締まりがあると、彼らは蜘蛛の子を散らすように逃
げた。彼らは不法滞在者だ。
彼らにも希望があった。「外国人のど自慢」が開催されることになったから
だ。優勝の賞金とビデオカメラが彼らに元気をくれた。
バンガには秘密があった。彼は韓国人だ。だが5年間も就職活動をしたに
も関わらず、定職に就くことが出来なかった。そこで韓国人離れした顔を利
用して、外国人のフリをして働くことにしたのだった。
お勧めポイント
韓国のコメディ作品です。
みんな必死に働いている。母国を離れても愛する人のため。そんな人達から
金をだまし取るなんて出来ない。
主人公の演技は本当に笑えます。韓国語は判りませんが、明らかに違う国の
言葉・雰囲気を出しています。それが一瞬にして変わるシーンは素晴らしいで
す。
この主人公ですが、私はダウンタウンの浜ちゃんに似ていると思いました。
皆さんはどう思われるでしょうか?
国が違うと慣習が違います。悪気がなくても、知らずに傷つけることもあり
ます。でも同じ人間だから、『心が通じれば分かり合える』というのは万国共
通ですね。
労働者の中には歌がうまい人もいます。牢屋で歌う彼らの曲は、聞き入って
しまいます。この作品に出てくる『チャン チャン チャン』というのが面白
いです。曲の解説を必死にするシーンが笑えます。
そういえば音楽には国境って無いですね。それにスポーツも。
KARAOKEで主人公が唄う姿は、みなさんもどこかのカラオケ店で見た
ことがあるオヤジそのものです(笑)。熱唱する姿も世界共通です(爆)。
日本でもたくさんの外国人が働くようになりました。言葉や考え方の違いは
あっても、共に成長していきたいものです。この作品で故郷に電話する様子は、
日本でも実家に電話する姿を連想して共感しました。
どうぞこの週末は、この作品を楽しんでくださいね。
ポイント
笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★


