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No.450 幸せへのキセキ

作品名

「幸せへのキセキ」 ‘11年度作品

監督

キャメロン・クロウ

出演

  • マット・デイモン
  • スカーレット・ヨハンソン

あらすじ

 最愛の妻に先立たれたベンジャミン(マット・デイモン)は、自分以上に
二人の子供が傷ついているのを知らされた。
 
 息子が退学になったのを機に、心機一転、仕事も住むところも一から出直
してみようと思った。
 
 さっそく住む所を探し始めた。そして大きな庭がある理想通りの家を発見
した。しかしこの家には大きな問題があった。
 
 そこは動物園だった。
 
 購入の条件は、絶滅危惧の動物の世話管理だった。
 動物については素人だったベンジャミンだったが、娘がクジャクと親しん
でいる姿をみて、ここを買うことを決意した。
 
 動物園には何人かの飼育員がいた。そのリーダー的存在がケリー(スカー
レット・ヨハンソン)だった。ケリーもベンジャミンが素人なのを心配した
が、選択の余地はなく、彼に頼るしかなかった。
 
 7月開園に向けて準備が始まった。果たして上手くいくだろうか。
 ちなみに、開園前日は記録的な豪雨だった。
 
 

お勧めポイント

 『叩けよ、さらば開かれん』人生の扉は、ちょっと叩いたぐらいでは開かれ
ない。勇気と覚悟と力を込めて叩かねば、開けてはくれない。
 
 これは実話を映画化したものです。破天荒な主人公だと思いますが、本当に
やってのける人がいるのですね。
 
 再出発するのに、服を処分するシーンがあります。これぐらい思い切って処
分しないと再出発って難しいのですね。でも案外隠していたりします(笑)
 私も勇気をもって断捨離しなければ。
 
 動物の仕切りは、「オリ」ではなく「囲い」だと言うシーンがあります。た
しかに人間も動物のオリに入れられたら、生活を楽しむ気がしませんよね。人
間は自分でオリを開けられる可能性が高い分良いです。
 
 家に帰ったらクマが歩いていたり、扉を開けたら庭一面ヘビだらけだったり、
こんな体験は普通出来ません。でも毎日意外な出来事があるのはみんな一緒で
す。
 
 さて主人公の奥さんは、いずれ訪れるだろう未来を予知しています。主人公
の性格をよく知っているからこそ、彼の冒険好きを理解し、それを支えること
を考えていたのです。心の底から主人公を愛していたのです。感動的なシーン
です。
 
 この作品で覚えた言葉は『20秒の勇気』です。ずっと続ける勇気は難しくて
も、20秒ぐらいなら出せる勇気があります。
 
 笑えるシーンは、ライオンの囲いでカギの修理に中に入ったスタッフに、ラ
イオンが近づいてくるものです。ハッタリが利くのは人間も動物も一緒です。
 
 一番の感動シーンは動物園の開園です。7月7日の開園は、みんな幸せに迎
えることができるでしょうか?
 
 この週末はこの作品で、新たな生活を考えて見ませんか?背中を押してくれ
る一作です。ビールのような軽い飲み物が似合います。

ポイント

笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★★