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No.490 シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ

作品名

「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」

監督

ダニエル・コーエン

出演

  • ジャン・レノ
  • ミカエル・ユーン

あらすじ

 三ツ星レストランのシェフであるラガルド(ジャン・レノ)は、スランプ
状態にあった。新レシピが湧かず、かつて考案したレシピを忠実に守るよう
にコックたちに命じていた。
 
 ボノ(ミカエル・ユーン)は腕利きの料理人だ。だが、一言多い口が災い
して同じレストランに1週間として続かない。さらに彼は料理にはうるさく、
周りの意見を頑として受け付けず、我を通すのも災いしていた。今日もレス
トランをクビになり、料理以外の仕事で家計を支えると妻と約束した。
 
 ボノはペンキ職人として働き始めたが、たまたま仕事中に見えた老人ホー
ムの料理に口を出し、とうとう手も出して料理を作ってしまった。
 
 たまたまその料理を食べたラガルドは驚いた。ラガルドが以前発表したレ
シピを忠実に再現していたからだ。ラガルドは助手としてボノを即採用した。
ところがボノは、ラガルドのレシピをアレンジして客に提供し始めた。
 
 今年も三ツ星の審査が近づいている。だがラガルドには新レシピは出来ず、
ボノの才能にすがるしか手がなかった。
 
 

お勧めポイント

 愛こそ、すべて。
 
 ジャン・レノ主演のコメディ作品です。
 最近、料理を主とした物語が流行っています。この作品にも多くのフランス
料理が登場します。どの料理も美味しそうですが、悲しいかな実際に食べるわ
けではなく空腹を満たしてくれません。その代わりに大いに笑かして心を満た
してくれます。
 
 一番笑えるシーンは、審査員が望む料理を研究するために、ライバル店に変
装して出掛けるところです。ラガルドもボノも最近赴任してきた日本大使に扮
します。ラガルドはサムライを、ボノは芸者さんを、それぞれ連想する奇抜な
姿です。日本であのような恰好をしていたなら、振り返って見られることでし
ょう(笑)
 
 フランス語のままご覧になられても良いのですが、日本語吹き替えなら、よ
り一層ストーリーを楽しむことが出来ると思います。ラガルドとボノの会話は、
ボケとツッコミを聞いているようで楽しいです。
 
 物語はラガルドが三ツ星レストランを守れるかを中心に、ラガルドとボノの
私生活も絡んで展開していきます。実はここがポイントなのです。
 
 クリスマスも近づいたこの時期、何かと美味しい料理を口にすることも多い
と思います。美食の後にこの作品を御覧になられたら、幸せな気分が倍増する
と思います。
 もちろん、おでんで一杯やりながらご覧になられても楽しいです
 (経験者語る;笑)
 
 コメディらしいユーモラスなメロディが耳からも楽しませてくれます。

ポイント

笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度  :★★