作品名
「(500)日のサマー」 ‘10年度作品
監督
マーク・ウェブ
出演
- ジョセフ・ゴードン=レヴィット
- ゾーイ・デシャネル
あらすじ
トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)の会社に新人秘書がやってき
た。彼女の名前はサマー(ゾーイ・デシャネル)だ。
トムは一目ぼれした。サマーを見た男の多くはトムと同じ思いになるよう
だ。しかしサマーの社内での評判は“高飛車な女”になった。
ある日トムが音楽を聴いているとサマーが近寄ってきた。この曲はサマー
も大好きだと言う。その日からサマーと話すようになったが、サマーは高飛
車な女ではなく、ちょっと変わった処がある女だと知った。
いつしか二人は付き合うようになったが、サマーは結婚を考えていないと
断言した。特定の男に束縛されるのが嫌だと言った。
そんなサマーの気持ちとは真逆に、サマーを知れば知るほどトムは真剣に
サマーのことを考えるようになった。
お勧めポイント
恋は運命か、偶然か、それとも天使のいたずら!?
サマーとトムの500日を綴った青春グラフィティです。正確にはトムを中
心に展開される500日の記録です。500日全てではなく、その中から特筆すべ
き日が描かれています。
数多くのヒット曲が登場します。一番好きなのはホール&オーツの“You
Make My Dreams”が流れるシーンです。主人公がサマーと結ばれ、幸せの頂
点にいる時です。ミュージカルのように踊る主人公は、まるで空をも飛べる
と思ったことでしょう。見ている人も幸せな気分にしてくれます。
反対に泣けるシーンはサイモン&ガーファンクルの“Bookends”が流れる
シーンです。走馬灯のように二人のベストシーンや映画『卒業』のシーンが
流れて、ちょっと涙が出そうです。
ヒット曲以外にもカラオケで主人公たちが唄うシーンが登場します。カラ
オケは世界中で楽しまれているのを実感するシーンです。
音楽って気持ちを慰めたり、高めたりする特効薬だと感じました。特に自
分が好きな曲や知っている曲を聞くだけで感情が変化しますね。
トムがサマーと寄りを戻したいと思うシーンで、期待と現実が画面の左右
で同時進行するのは新鮮に感じました。ワンショットぐらいなら今まで有っ
たと思いますが、結構長く繰り広げられて、主人公の胸の内と現実が違うの
がよく判ります。
主人公の妹役で出演しているのがクロエ・グレース・モレッツさんです。
最近『キャリー』や『キック・アス』で主役も演じるようになりました。本
作ではまだ少女の域ですが、主人公の兄にアドバイスする存在感のある女の
子を演じています。
切ないけど最後は幸せな気分になれる一作です。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★


