作品名
「かみさまへのてがみ」 ‘10年度作品
監督
デヴィッド・ニクソン
出演
- タナー・マグワイア
- ロビン・ライヴリー
あらすじ
8歳のタイラー(タナー・マグワイア)は脳ガンで闘病中だ。2か月近くも
レーザー治療を受けたが、学校へ通えるまでに回復した。
郵便配達員ブレイディ(ロビン・ライヴリー)は臨時でタイラーたちの地
区を担当することになった。彼が配達に行くとポストに手紙が入っていた。
それはタイラーから神様宛ての手紙だった。タイラーは毎日のように神様へ
手紙を書くらしい。休暇中の正規配達員も手紙の処分に困り、受け取ったも
のはすべて保管していた。
上司に相談したが、ブレイディの判断に任せると言われた。対応に困った
ブレイディはその手紙を教会に持っていくことにした。教会はタイラーのこ
とも知っており、手紙を教会に持ってきたことを喜んだ。だが手紙はブレイ
ディが持っているように言われた。
ある日、ためらいながらも手紙を読んでみた。手紙はタイラーの周りの人
について書かれたものだった。人々の悩みを励ます内容が書かれてあった。
それを知ったブレイディはその手紙をそれぞれの人に配達することにした。
お勧めポイント
手紙は自分の気持ちに正直になれる
実話を元にした感動作です。
主人公は心の優しい少年です。自分のこと以上に周りの人を気にかけてい
ます。でも直接その人を励ますことができないので、神様にお願いする手紙
を書き綴りました。
打ち明けたいこと謝りたいことを文章にするのは良いですね。誰かに話せ
ばもっと楽になれるでしょうが、文字に書きだすだけでも心が軽くなります
し、問題の本質を整理することができます。日記はこういうためにもあるの
でしょう。
この作品の登場人物はみんな心に葛藤をもっています。これは登場人物だ
けでなく私たちすべてがそうでしょう。それをどのように処理するのでしょ
うか?この作品の言葉を借りれば『それぞれに与えられた試練』なのでしょ
う。
一番泣けるのはエンドロールで紹介される実際の人たちのエピソードでし
ょう。とても勇気付けられます。自分が健康であるだけで十分に幸せだと知
りました。
宗教色はありますが、誰もが楽しみ感動できる作品です。
この週末はどうぞこの作品で大いに泣いてください。
ポイント
笑える度 :★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★★★


