作品名
「エンジェルスノー」 ‘01年度作品
監督
ハン・ジスン
出演
- イ・ソンジェ
- コ・ソヨン
あらすじ
ジヌォン(コ・ソヨン)はアパレルメーカーに勤めている。結婚して長い
がまだ子供はいない。お得意からの質問には「女の子がいる」とだけ答え
る。子供が欲しい気持ちで一杯だが、なぜか妊娠できない。今日も夫のソギ
ュン(イ・ソンジェ)と無理やり子作りに励んだが成果は出ない。
ところが不妊治療が突如成果を出した。ジヌォンは妊娠した。喜んだのは
ジヌォンだけでなくソギュンも同じだった。子供のようにはしゃぐソギュン
に、ジヌォンも笑みが絶えなかった。
希望に満ちて赤ん坊が産まれてくる準備を始めた二人だったが、その幸せ
は長くなかった。生れてくる子供には難病があり、わずかな時間の生命であ
ることを宣告されたからだ。
中絶を勧める医師に反して、二人は産むことを決意した。たとえ数時間の
命であれ、自分達のために産まれてくれる子供を迎え入れると決めたのだ。
まだ産まれてもいないのに名を「ユンジン」と決めた。
クリスマスイブの寒い日、ジヌォンの陣痛が始まった。
お勧めポイント
親も子供もご縁でつながっていきます
切望し続けた子供を授かることになったが、長くは生きられないとした
ら、親としてあなたはどうしますか?
ラストは涙無くして見られません。産まれた赤ちゃんに「赤ちゃん、ママ
よ」と呼びかける主人公が悲しすぎます。それも気丈に振る舞うのがよけい
に意地らしく感じます。
夫も本当に優しい人です。いつも妻を支え、そしてサプライズで妻を驚か
せることを忘れません。謎の行動が多いのですが、それはすべて妻を喜ばせ
るためでした。
「雪の降る音」というセリフがあります。そんなものは有り得ないと思い
ながらも、ラストシーンでは聞こえた気がしました。この音は人によって違
うのかもしれません。私には「フワフワ」と聞こえました。地面に着くまで
のわずかな旅を楽しんでいるように聞こえました。
クリスマスの今日、温かい飲み物と食べ物を用意して、この作品をぜひご
覧ください。
ポイント
笑える度 :★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★
スッキリ度:☆☆
感動度 :★★★★


