作品名
「あさひるばん」 ‘13年度作品
監督
やまさき 十三
出演
- 國村 隼
- 板尾 創路
- 山寺 宏一
- 桐谷 美玲
あらすじ
浅本有也(あさ:國村 隼)、日留川三郎(ひる:板尾 創路)、板東欽三
(ばん:山寺 宏一)の処に高校で野球部のマネージャーだった幸子の娘で
ある三有子(桐谷 美玲)から連絡があった。それは幸子が入院したという
知らせだった。
あさ、ひる、ばんの三人は再会した。ひさしぶりに会う親友は姿こそ老い
ぼれたが、昔と変わらず旧交を温めた。
あさ、ひる、ばんは野球部で、いずれも幸子に惚れていた。幸子を甲子園
に連れていくのが三人の夢だった。だが地区大会の決勝戦でその夢は消え
た。強豪校の野沢選手が彼らの夢を粉砕したのだ。
病院に掛けつけると三有子が待っていた。彼らのマドンナだった幸子の若
かりし姿を思い出させるには十分な美しさだった。それ以上に三人には特別
な思いがあった。三有子は自分の子ではないかという疑念だ。
三有子が結婚すると聞いて3人は居ても立ってもいられなくなった。それ
は実の父親が実の娘の結婚式を迎えた時に似ていた。
お勧めポイント
いくつになっても友は友
学生時代の友人ってスゴイと思います。長年音信不通でも会って10分も経
たないうちに昔に戻れます。
あさ、ひる、ばんの3人も再会した瞬間から童心に戻ってはしゃぎます。
その姿を見ていると仲の良さに微笑ましくなります。さらにこんな高校生が
こんな大人になっていくのだと三人三様の変貌に感心してしまいました
(笑)自分では歳と共に変わってしまったように思っていても旧友には一目
瞭然なのですね(汗)
物語は三人とも自分の娘だと思っています。だから真剣に幸せになっても
らおうと駆け回ります。マドンナの父親で野球部の元監督との関係修復にも
必死になる三人です。さらに結婚相手がどんな人かも気になるところです。
そして何より気になるのが、本当に自分の娘かということです。
親って心配に事欠かないと思います。自分のことであれば多少のことは我
慢できても、子供には幸せになって欲しいという思いが強いですからね。
「釣りバカ日誌」の原作者やまさき十三さんが監督デビューした作品で
す。本作でも「釣りバカ」に匹敵するユーモアあふれるハートフルコメディ
に仕上がっています。
有名な俳優(お笑い含む)さんが数多く出演されているのも楽しみなとこ
ろです。
この週末はぜひこの作品を御覧になってください。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★★


