作品名
「僕達急行 A列車で行こう」 ‘11年度作品
監督
森田 芳光
出演
- 松山ケンイチ
- 瑛太
あらすじ
小町圭(松山ケンイチ)は鉄男だ。彼女とデート中も電車のことで頭は一
杯だからすぐに振られる。彼の場合、列車に揺られながら聞く音楽が至福の
時であった。
小玉健太(瑛太)は町工場の跡取りだ。彼も鉄男だが、彼の場合は純粋に
電車に乗っているのが好きだった。
時々同じ列車に乗ることで二人は顔見知りになっていた。小町のマンショ
ンが突然改修工事されることになった。仕方なく部屋を探していると、小玉
と遭遇した。そこで小町は小玉の工場の寮に住ませてもらうことになった。
二人は休みのたびに一緒に遊んだ。楽しい日々は短く、小町は九州に転勤
することになった。会社批判とも取れる発言が原因だった。でも本人は九州
の列車に乗れると大喜びだった。そして社長も小町なら九州支社の立て直し
を図れると思っていた。
お勧めポイント
人生、山あり谷あり
オタク系の二人が繰り広げるドタバタ喜劇です。
主演の松山ケンイチさんも瑛太さんも純粋な青年役が良く似合っていま
す。
二人の鉄男があまりにも仲が良すぎて、観ている人からは変な関係ではな
いかと思われるぐらいです(笑)
気候が良くなると旅に出たくなりますね。「鈍行」に揺られてゆっくりと旅
すると何もかも忘れてしまいそうです。さらに好きな音楽を聴けたら、この
映画の主人公のように至福を感じます。行先を決めず、時間も気にせず、疲
れるまで乗っている。時には眠り、時には弁当を食べる。枕木の音が眠気を
増長させます。ぼんやり眺める景色が特に名所でなくても脳裏に焼き付くこ
ともあります。こうやって考えるだけで楽しいです。
さて物語は小町を中心に進行していきます。「急行」と名が付きますが、
「特急」のように景色を楽しむ暇もなく物語は進んでいきます。ほのぼの感
は「普通」のようにゆったりとしています。
鉄道マニアでないと何が楽しいのか判らない会話もありますが、もしそれ
が判っていれば、さらに楽しめるのかなと思います。判らなくてもそれ以外
のシーンで十分に楽しめると思います。
本作がテレビ放映されます。どうぞこの機会にご覧ください。
ポイント
笑える度 :★★★★
ファイト度:☆☆☆
ほのぼの度:★★★★★
スッキリ度:☆☆☆
感動度 :★


