作品名
「わたしのハワイの歩き方」 ‘14年度作品
監督
前田 弘二
出演
- 榮倉 奈々
- 高梨 臨
あらすじ
小山田みのり(榮倉 奈々)は出版社に勤めるOLだ。友人がハワイで挙
式を挙げることになり、出版社に勤めるみのりならハワイにも精通している
と勘違いされ、彼女に2次会の幹事を頼むことにした。
快く引き受けたみのりだが、実はハワイに詳しくなかった。会社にはハワ
イ特集記事を強引に企画しハワイへと旅立った。日本に、会社に、居たくな
い理由があったからだ。
しかしハワイは右も左もわからないみのりだったが、パーティ会場で紹介
された茜(高梨 臨)と意気投合した。ずけずけと物を言う茜は、みのりと
似た処があった。
茜は金持ち男性と結婚するためにイイ男が集まりそうな場所には必ず顔を
出していた。しかしなかなかイイ男に巡り合えずにいた。だが茜に言い寄っ
てくる男もいたが、茜はストーカーのように扱っていた。
茜と遊ぶことで地元の人しか知らない店に詳しくなった。取材の方はバッ
チリのようだ。
さらに現地で暮らす人たちと触れ合うことで、今までの自分を顧みるいい
機会にもなった。
お勧めポイント
『所変われば気分も変わる』
『竹を割ったような人』という表現がありますが、主人公は正にその言葉
にぴったりです。見ていて気持ちがいいです。
笑えるシーンは外人男性を逆ナンパする茜の姿です。どうやってきっかけ
を作るのかと思えば、笑えるような強引なものです。日本でやったら警察を
呼ばれそうですね(笑)
茜とみのりは同じようなタイプに見えますが、実はまるで違う処があると
物語が進んでいくうちに気づきます。人は深く接してみないと判らないもの
だと感じました。もっとも、根底は同じでしたが。
主人公以外にもハワイで生きる多くの日本人が登場します。タイトルは『
わたしのハワイの歩きかた』とありますが、別名で『わたしのハワイの生き
かた』と思えるほど、色々なことをして生きている人が登場します。ハワイ
での仕事のHow to物とも言える内容です。
本を読んだだけではもちろん、ハワイへ旅行しても、なかなかここまでハ
ワイで暮らす人に溶け込むことは短期間では難しいと思います。それが映画
の良い処です。2時間足らずの間にハワイに精通した気にさせてくれます。大
らかな時の過ごし方を学んだ気がします。
恋愛そして生き方を面白おかしく見せてくれる本作で元気を出してみませ
んか?肩の荷が軽くなりそうな作品です。
どうぞこの週末はこの作品をワイン片手にお楽しみください。
ポイント
笑える度 :★★★
ファイト度:☆☆☆☆
ほのぼの度:★★★★
スッキリ度:☆☆☆☆
感動度 :★★★


