作品名
「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」 ‘21年度作品
監督
香月 秀之
出演
- 水野 勝
- 剛力 彩芽
- 高畑 淳子
- 橋爪 功
あらすじ
菅野涼太(水野勝)は葬儀社へ再就職した。商事会社に勤めていた涼太には一切のスキルはなかったが、幸い動画編集のスキルは葬儀社でも有益だった。さっそくメモリアル映像のプロモーションを担当した。
大原亜矢(剛力彩芽)はキッチンカー販売で涼太と知り合った。涼太から葬儀社の終活イベントの招待状をもらった。
亜矢の両親である大原真一(橋爪功)と千賀子(高畑淳子)は家庭内別居寸前であった。亜矢は涼太からの招待状を千賀子へ渡した。千賀子は興味深々でイベントに参加した。
参加者へのアンケート特典でメモリアル映像の無料サービスに、千賀子が当選した。涼太は亜矢の家に出入りして千賀子のアルバムや思い出を集めた。
千賀子や亜矢が涼太と楽しく話すのは真一にとって面白くなかった。ますます千賀子との仲が悪化したある日、真一と千賀子は大喧嘩をした。
激怒した千賀子は友人たちと食事に出かけ、そのレストランで千賀子は倒れて病院へ運ばれた。
お勧めポイント
終活をテーマにした人情コメディ作品です。
誰もが何時かは終活を考えるようになるものです。でもそれがいつかは年齢や境遇によって違います。この作品をご覧になられて今すぐ興味を惹くかどうかは千差万別でしょう。でもいつかは参考を感じる作品でしょう。
今回の作品は2022年1月現在、新作になりますが、先ほどの言葉通りいつ観れば良いのか誰にも分かりません。まだまだ必要性を感じない方が何十年も後に、ふと思い出して観たいと思っても、もう観ることが出来なくなっているかもしれません。あるいはもっと参考になる作品が登場しているかもしれません。何かを感じた人はお早い目に入手して、その時が近づいてきたと思われた時にご覧ください。早めに観られて頭の片隅にインプットしておくのも名案かと思います。
さて本作はよくある王道を突っ走る展開です。物語で金婚式(結婚50年)をするシーンがあります。ここに登場する友人たちの話やエピソードは、なるほどなと納得します。特に世界の有名人が夫婦について語るエピソードはメモ必死の珠玉の名言と言えます。
主人公は老夫婦ではなく、恋人もいない若い人々ですから、この人たちがどのように変化していくかも参考になるところです。
金婚式のシーンでは修羅場も登場か?とハラハラドキドキの展開です。全体を通じて笑えるシーンも随所にあって楽しい限りです。
副題にもありますが、『人生百年時代』の到来です。まだまだ先の事と思っていても、気付いた時にはもう遅いことも考えられます。まずは下調べ(予習)と思って、笑ってこの作品をご鑑賞ください。
ポイント
笑える度 ★★★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★★★


