配信

No.662 閃光少女

作品名

「閃光少女」 ‘17年度作品

監督

ワン・ラン

出演

  • シュー・ルー

あらすじ

 ジン(シュー・ルー)が通う音楽校は伝統音楽部と西洋音楽部の二つの部門がある高校だ。東洋音楽と西洋音楽ということで、もめごとも後を絶たない。ジンは母親の勧めで伝統楽器の揚琴を学んでいるが、気になるのは西洋音楽部でピアノを専攻する先輩のことだった。告白するも伝統音楽を馬鹿にされて、即玉砕した。
 
 揚琴もピアノもルーツは同じだと怒ったジンは、学校の楽団を復活して先輩に一泡吹かせようと考えた。だが親友リ・ヨウ以外は一人も集まらない。仕方なく寮に住むオタク達に声を掛けることにした。
 
 オタク達から猛烈に拒否されたジンは、協力してくれたら見返りにフィギュアを毎週プレゼントすることでオタク達を参加させることに成功した。
 
 ただのオタク達かと思ったら、有名な千指様と呼ばれる古筆の名プレーヤのシャオメイがいることが判明した。ジンが2次元文化や音楽の歴史に詳しくないのが判ると一緒に演奏をするのを拒否した。実はリ・ヨウも熱烈なオタクで千指様の大ファンだったことが発覚した。

お勧めポイント

 中国の青春コメディ作品です。
 
 本作で取り上げられているのは音楽です。音楽は老若男女から人種、時代を超えて愛されるものです。誰にでも判るものです。聴く人の生まれ育った環境や生まれ持った性分で曲の好き嫌いは分かれますが、少なくとも伝えることは出来ます。
 
 さらに日本の地下アイドルと同じようなステージを見ると、この文化も現在は世界共通かなと思います。言葉はわからなくても雰囲気はすごく分かります。また漫画なども登場しますが、これもセリフが日本語ではないだけでアニメのレタッチもそのまんまです。
 
 日本でリメークするとしたら、役者の変更だけであとは何一つ変えなくても違和感がない作品というのも素晴らしいです。中には、この役はあの人がぴったりだと思う人もいます。だって見た目もキャラもそっくりなんですから(笑)
 
 本作には歌手の中島美嘉さんが楽曲を提供されています。
 
 ネコのキーボードで歌われる曲はとてもシンプルで心地よく脳に届けられます。いい気分に成りかけた処で登場するジンの歌声は笑ってしまいますが(爆)
 
 初ステージから最後のステージまで、良いものはイイ、感動するとしか伝えようがありません。特にラストステージは、いろいろな文化が融合した華やかなものです。
 
 どうぞこの続きは、直接ご自分でお確かめください。ネットでも配信されていますよ。
 
 『将来、17歳の頃を思いだして後悔するわ』のセリフも胸に刻みました。

ポイント

笑える度   ★★★★
ファイト度  ☆☆☆☆
ほのぼの度  ★★★★
スッキリ度  ☆☆☆
感動度    ★★★